そういえば、


断捨離した話を

してませんでしたね。




うちのおばあちゃんが

認知症になってきて、


というかもともと

おかしいところしか

ない人だったので、


昔からよく

料理をして

失敗ばかり

していたのですが、


料理というのは

火を使うので


いろいろと危ないし

しゃれにならんな

ということで、



今から2年前に、


コンロだけでも

安全機能のついた

IHにしました。



IHにすると、

それ対応の

フライパンや鍋しか

使えないのですが、


おばあちゃんはもちろん

そんなこと

理解できません。



あ、むしろ逆に、

普通のガスのコンロのときに

IH対応のフライパンを

買ってきて

使っていました。



なので家には、

真っ黒こげになってる

IH対応のフライパンか、


IH非対応の

いろいろとこびりついた

鍋ややかんが、


大量にあったのです。



2年前にIHにしたときに、


これらの

使えなくなったものを

捨てようと思ったのですが、



「なんで捨てれん!」


「もったいない!」


「まだ使えるがに!」


「何考えとれん!」



とのことで、


捨てさせて

もらえませんでした。



でも本当にいらないというか

邪魔になるだけなので、


ゴミ袋に入れて

まとめたりしてたのですが、


せっかくまとめたのを

また棚に戻されたり

してました。



当時、


生後数ヶ月の

ちっちゃい子どもを

育てていた私は、


その大量の鍋ややかんを

市の美化センターに

持っていく係を、


父親にお願い

しようとしました。



しかし父親は、


自分の都合のいいことしか

聞き入れない人間なので、


「おばあちゃんが

 まだ捨てんてゆーとるぞ」


捨てにいくの

めんどくさいもんね。


だからそっちを

聞き入れるよね。



IHの仕組みを

いくら説明しても、


「そんでもまだ

 おばあちゃんは

 使えるゆーとるしなー」


と、


おばあちゃんの

言うことしか

聞きません。



世の中を知らないマザコン?


って、

こんなに弊害があるのね。


これでも父親、

当時64歳なのにね。



「まあほんならとりあえず

 廊下か車庫に

 おいといてくれ」



この大量のごみ袋をですか。


置きっぱなしですか。



まあたしかに、

あなたの部屋を見たら

わかります。



ゴミ袋が

部屋の中の

そこらじゅうにあるなんて、


ごくごく普通な

日常の光景ですもんね。



それが廊下にあったり

車庫にあったり


そんなの

当たり前ですもんね。



片付けたり

捨てにいく必要なんて


これっぽっちも

ないですよね。




これ以上関わっても

仕方ない。


私はこんなところで

無駄なエネルギーを

消費してる場合じゃない。



ということで私は

一旦頭をリセットし、


今向き合うべき

現実に目を向けました。




そこにもちゃんと

悲劇はありました。




せっかく私が用意した

T-falの鍋とフライパンは、


おばあちゃんが使うと

一瞬で真っ黒こげです。



そして

そのコゲをみた私は


「もうこんなになっちゃった…」


と絶望しました。



その様子をみた

おばあちゃんは、


私の用意した

T-falのフライパンを、


私の見ていないところで


タワシと金網で

こすりました。



フッ素加工なんて

どこへやら…



普通の人だったら

きっとこれをみて


なんでこんなに

ものを大切にしないの?


と思うでしょう。



でも

おばあちゃんは、


ものを大切にしてるから

また洗って

使おうとしてるんや。


とまあ

こんな感じでしょうか。



おばあちゃんに、

フッ素加工なんて

理解できる

わけがありません。



悪気がないって、


時と場合によっては

凶器になりますね。




そんなこんなで、


おばあちゃんの

安全のための投資は、


おばあちゃんによって

台無しになって

いくのでした。




もちろんまだまだ

やばいことありますよ。



冷凍の枝豆を

塩茹でしただけの鍋は、

汚れていないので

洗う必要がないので

洗いません。


それをしただけなのに

吹きこぼれたので、

鍋の側面はもちろん

裏側は焦げましたが、


裏面なんて見ないので

焦げてるなんて知りません。


なので洗いません。


そんなことを

繰り返してるので


コンロはすぐに

真っ黒こげに

なりますが、


火を焚いていたら

黒くなるのは

当たり前なので、


これが普通です。



ちなみに、

鍋やフライパンを使って

洗った場合、


鍋やフライパンは

濡れた状態になりますよね。


そうすると、

すぐに片付けられないので、


空焚きをして

乾かします。


この工程、

おばあちゃんにとっては

とても大事です。


空焚きをするなんて

当たり前です。


洗ったら必ず

毎回します。



あ、ちなみに

片付けると言っても

横に置いておくだけです。


いつでも油が跳ねて

汚れるような場所に

出して置いておく。


こうすれば、

必要なときに

すぐ使えますからね。



それから、


たまに失敗して、

鍋ごと料理ごと全部

真っ黒に焦がしてしまう

ことがあります。


でもそんなときも

大丈夫。


まず、

焦がしてしまった鍋より

大きいサイズのフライパンを

用意します。


その中に、

水道水を入れます。


そして、

コンロに置きます。


その上に、

焦がしてしまった鍋を、


中に食べ物が

入ったままの状態で

置きます。


そのまま火をかけて、

沸騰させます。


そうすると、

その沸騰によって

出てきた気泡で、


鍋の底の焦げは

なくなります。


そして、

鍋の中も同様です。


焦げてしまって

鍋に

こびりついた料理は、


この沸騰の熱によって

剥がれます。


だからまた

食べれるようになる部分も

出てくるかもしれません。





これが、

おばあちゃんの

理論です。







T-falさん、

本当にごめんなさい。


大変な思いばかり

させてしまってます。


こんなつもりじゃ

なかったですよね…






それで………





えーと………





一番最初まで

話を戻しますが………








こんなような日々を経て、


2年越しにやっと、


使えなくなった

鍋ややかんの


断捨離ができたのです。



↑最後適当(笑)





まあ本当に、

断捨離するにも一苦労。



てか次、

おばあちゃんシリーズ

書いてこうかな(笑)