アスペなだけだと
たぶんまだいい。
むしろ、
アスペの人は
性格が天使だったりする。
ただ、
うちの3人は
それぞれ
よくない方に
個性が強い。
アスペ × 認知症
アスペ × 認知症 × 性格が悪い
アスペ × 子供部屋おじさん
アスペ3人と私
という構図だと、
意見が合わないとき
すべて私が悪者になる。
以前、
人に迷惑をかけて
そのことによって
わざわざ家まで
クレームを言いに
きた人がいた。
どんなクレームかというと、
郵便局で、
おじいちゃんが
マスクをせずに
関係なく大声で話す。
耳がほぼ聞こえないので、
自分が大きな声を
出していることに
気付けないし、
相手の声が聞こえないので、
会話が成立せず、
局員の方は、
大声で何度も
同じ話を
する羽目になる。
しかも、
マスクをしていない
おじいちゃんの
耳元に近付いて。
大声で話さないと
聞こえないので、
喉もキツいと思う。
しかも、
おじいちゃん特有の
嫌な匂いがする。
それに加えて
ヘビースモーカー。
加齢臭なんて
とっくに通り越して、
腐敗臭みたいな匂い。
あ、もちろん、
マスクをしろって言っても、
聞こえないのでしない。
聞こえたとしても、
しなきゃいけない理由が
理解できないし、
理解できたとしても
数分後には忘れる。
なんでこの人
施設に入ってないんだろう?
って、
居合わせたみんなが
思ってたと思う。
とにかく、
クレームとか言われても
よくわかってないので、
その人がいる前では
愛想よく対応して、
帰った瞬間に
どういう目的で来たのか
私に聞いて、
教えたら、
「そんなことしとらん!」
「知らん!」
「迷惑かけとらん!」
「変なことゆーてくる人
おるもんじゃ!」
と言いはられて
終わる。
だからもちろん
同じことを繰り返す。
またクレームを言われる。
でも本人は
何を言われてるか
何が迷惑なのか
わかってない。
むしろ
自分は悪くないのに
相手が変な人だと
思ってる。
謝るのはこっち。
こーゆー
理解力のなさとか
被害妄想って、
認知症の代表的な
症状のひとつだけど、
認知症じゃなくても、
もともと性格が悪いので
被害妄想は
昔からあった。
何かあったときに
全部人のせいにする。
そんなの当たり前。
たとえば、
自分が普通に
鍵をなくした
だけなのに、
自分の非を認めず
全部人のせいにするから、
「鍵盗まれた!」
と言い出す。
膝が痛いとき、
湿布が見つからなくて
私が盗んだと
言われたことも
あった。
とにかく、
「盗まれた!」
と思ったら、
それが
早朝だろうと
夜中だろうと
私たちの家のドアを
ドンドンドンドン
ガチャガチャガチャガチャ
ピンポンピンポンピンポン
バンバンバンバン
小さい子どもが
寝ていようと、
てか普通に
起きてたとしても、
家にいて
そんなことされたら
恐怖やよね。
すごく
怖がってた。
これは、
認知症が発症する前から。
そういう性格の人なの。
というか、
アスペもこんな症状
あるかもね。
被害妄想とか、
何かを信じたら
もうそれしか
見えなくなって
激昂する的な。
まあとにかく、
どこまでいっても
手こずるタイプの人たち。
こういう人って、
なかなか施設に
入れてもらえない。
こんな協調性のない
攻撃的な人、
集団生活できない。
デイなんかに入れたら、
他のまだちゃんとした人たちが
デイに行きたくなくなって
いろんな人に迷惑がかかる。
かといって、
介護レベルは
そんなに高くないから、
個室のある居住施設は
優先順位が低くなる。
単なるアスペや認知症
だけじゃなく、
性格が悪いだけで
こんなに大変になる。
でも本人は、
自分の立ち位置が
わからない。
社会的地位も高く
社会的信用もあり、
尊敬されるべき人間で、
素晴らしい人間だと
思ってる。
むしろ私のことなんて
まだ赤ちゃんだと
思ってる。
運転免許を返納させるときも、
「そんなに危ないなら
お前が返納しろ」
の一点張りだった。
説得させ始めてから
10年後、
88歳でようやく
返納できた。
返納させたとき、
おじいちゃんが乗ってた車は
いろんなところに
ぶつけられて
ボロボロだった。
当然のように
廃車になった。
最近は、
どこでも
うんちを漏らす。
その理由は、
「自転車を漕いでたら
力が入って出てしまう」
「薬の副作用や」
「体調が悪かったんや」
「人に音楽を
教えとったら
こうなってしまう」
「雪が降っとったから
仕方なかった」(8月なのに)
と、
どんどん支離滅裂に
なっていった。
それに、
自分では
汚れたものの処理を
一切できない人なのに、
恥ずかしいからか
汚れたことを隠そうとして
普通に部屋のゴミ箱に
うんちを捨てたり
いろんなところに
うんち付けたり
いろんなところが
強烈なにおいになって
もう本当にしんどい。
でも、
その他のアスペの人たちは
そんなおじいちゃんと
一緒にいるのが
当たり前やから、
においにも
慣れてしまって
気付かない。
結局、
一番最初に気付くのは私で、
おじいちゃんは
私みたいな赤ちゃんに
気付かれたことを嫌がる。
アスペのみんなは
私がまた
変なことを言い出したと
思ってる。
あの人たちといると、
私が悪者になる。
だから早く
施設にお願い
したいんやけど…
プライド高いし
自分は素晴らしい人間だと
本気で思ってるし
自分がいないと
家族がまわらないとすら
思ってるし
なかなか手こずってる。
でも少しずつ、
わかってきたみたいで、
自分が
うんちを
ちゃんとできなくて
他の人たちに
迷惑をかけてることが
ショック…
みたいな
素振りや表情を
してる瞬間があった。
それを見たとき、
私にとって
これだけひどい環境やけど、
やっぱりちょっと
かわいそうやなって
思った。
あ、
今回は
おじいちゃん
(アスペ × 認知症 × 性格悪い)
の話をしたけど、
次回は
おとん
(アスペ × 子供部屋おじさん)
の話でもしようかな。