天然村ライブ -88ページ目

田舎で起業

千葉県南房総市主催の起業説明会が、東京神田で行われた。
下記URLは、それに関連する募集ページである。
「ミナミボウソウ的、起業人」

この内容を知ったのは、実は12日の朝日新聞の記事を読み、私は知ったのだった。

地域のこのような情報には職業柄敏感に反応してしまう。
以前から南房総市は空き家バンクの取組などにより、移住促進に力を入れている感じを受けていた。
別に比較をし、否定をするワケではないが、一方で天然村が所在する鴨川市ではあまりこれに関する積極的な取り組みの姿勢を感じることはない。
同じ地域でこうも違うのは何故なのだろうか?

記事の内容では、参加者に地元の郷土料理を振る舞い懇談会もおこなわれている。
また、実際に移住をし起業をした体験者も出向き、リアルな現状の話も熱心にされた様子だ。
友達の店主も参加したようで、名前が載っていた。
みんさそれぞれにできることでこの地域に貢献しているらしい。

記事では体験者がこのようなことを言っていた。
「収入は都会より少なく、目標と強い意志を持って起業しないと失敗する」と。
周りを見ていても、それは実に的を得ている。
得るものと失うものの対価が違う、都市と地方の暮らし。
理想を掲げ、田舎暮らしを夢見る人の中でも失敗のパターンはおそらく同じであろう。
だけど経済が恵まれていれば田舎の暮らしは有意義かというと、そうとも言えない。
田舎には田舎のコミュニティーがあり、そこに積極的に参加をするマインドがなければ違う理由で失敗することもあるのだ。

都市と地方の交流における課題に、終わりはない。
私もここにきて5年。振り返ると私も以下のようにその時を思い返すことができる。
一年目は、楽しい。
人も食べ物も言葉もすべてに違いを感じ、やることなすことが新しく新鮮であった。
二年目はアクションの年。
考えていたことを少しづつ行動に移し、とにかく動いた年であった。
3年目、苦悩。
価値観の違い、思っていた通りにいかない現実、地方生活での苦しさを味わった年でもあった。
そして、4年目に共感。
少しづつだが、都市でも少し自分の想いが伝わりはじめている年となっていった。
5年目、まだ始まって半分だが、今年はなんとか「開花」としたい。

私の体験がすべてではないが、やはり何かをはじめることはこれだけの時間を用して当たり前なのかもしれない。
時間をかけゆっくり取り戻すことの覚悟こそ、体験者の言う「強い意志」ではないだろうか。

「田舎での生活では何かを手放し何かを受け入れる」そういうモノではないと私は思う。
田舎では、何かを受け入れるのではなく、何かを自分で作り上げていくのだ。
だから私はこれからの移住計画者にアドバイスをするなら、こう助言したい。
いまの生活の中にある作る作業をもう一度見直してみてはどうか?と。
手前みそになってしまうが、私が考える「お試し田舎暮らし」は、それをはじめる最も有効な手法であると最近強く思うようになった。
通いながら作るコミュニティー。
通いながら作るお米づくり。
通いながら作る将来の仕事。
これらは田舎への移住を本当に検討する人にとって、最も有効な手段であると核心している。

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