天然村ライブ -350ページ目

Be the Change

きくちゆみ氏の安房鴨川山間地便り、第四回目。
月に二回『天然村ライブ』にて、ゲストブログとしてきくちゆみ氏よりブログをアップして頂き、今回は早くも4回目です。
今回はアメリカ・サンフランシスコからゆみさんの原稿が届きました。
今回はどんなお話になるんでしょうか?


今回はアメリカのサンフランシスコからです。
今日は1960年代にアメリカのヒッピーたちが生まれたヘイト通りとアッシュベリー通りにある「レッドビクトリアン」という有名な“平和のホテル”で、Speak for Peaceというイベントがありました。
そこで私はここに暮らす人たち(アメリカ人が多かった)を相手に講演し、玄さんと鈴木重子さん(ヴォーカリスト)と私の3人でコンサートをしました。
講演のテーマはBe the Change(世界を変えたいなら、まずあなたがその変化になりなさい、というガンジーの言葉からとった)Be Peaceというタイトルでした。
このイベントは無料で行われましたが、カンパは全額、今私が非暴力コミュニケーション(NVC)を学んでいるBay NVCに寄付しました。
私が今日本で鴨川に暮らし、自給自足を目指しているのは、もちろん自分自身や家族のためでもありますが、同時にーー大げさに言うとーー世界の平和のためなのです。
戦争をしていろいろな資源を奪い合う暮らしから、地域でなるべく食べ物やエネルギーなどを賄って行く暮らしが平和を実現するからです。
私が旅をする矛盾(飛行機は空気を汚しますから)はあります。
ただ、この変化が一番起きてほしいのは、いつも戦争を始めてしまうアメリカだからです。
アメリカにはブッシュ大統領とその支持者ばかりがいるわけではありません。
テレビで見聞きする政治家とはまったく違うレベルの広範な平和運動があり、戦争をしつづけてきた国だからこそ、それをなんとかしようと努力をし続けた人々の中に素晴らしい平和創造の教えがあるのです。

 「非暴力コミュニケーション」はその一つと言えるでしょう。

私自身、環境運動や平和運動に長く携わる中で、そのグループの中での争いをどう解決していいのかわからないことがたびたびあります。
理想を掲げれば掲げるほど、人は争いやすくなるのかもしれません。
平和を目指しているのに、互いの関係は平和的でなくなってしまうことに悩んでいました。
非暴力コミュニケーションはそうした人間関係を解きほぐすのに役立つし、私が私と意見が違う人たちとコミュニケーションをする(平和創造に欠かせない)のにも役立ちます。
また一番身近な家族の中でも、互いの理解を深め、距離を縮めてくれます。
結局、平和とはどこか遠くにあって実現するものではなく、自分自身、そして自分の家族や身近な友人やコミュニティの中から始まり、広がっていくものだと思っています。
私たちの鴨川での種をまき、収穫し、食べるというシンプルなライフスタイルをアメリカ人に伝え、同時にアメリカ人から非暴力コミュニケーションを学んで日本に持ち帰ることは、私にとって大きな喜びです。

日本ではいま沖縄のニュースを中心に報道が激化しています。
文中にもあった、『平和とはどこか遠くにあって実現するものではなく、自分自身、そして自分の家族や身近な友人やコミュニティの中から始まり、広がっていくものだと思っています・・・』
本当にそうだなと思います。
沖縄の問題をいま私たち国民がどう考えるべきか?
その答えはもしかして、ゆみさんのいうこういうことなのかもしれませんね。
全国の県知事が集まり、沖縄問題についてどういう結論をだしたかというと『うちの県だってそんなもん持ち込まれても困る・・・』って話ですよね。
ま、現実的にはそうでしょう。
でも、その中で唯一前向きな見解を述べた大阪府知事の橋本さんの意見は個人的には拍手をおくりたいと思います。
ゆみさんの今回の平和運動のニュースは何ともタイムリーなニュースとなりました。