恩師であり、
劇団の主宰で、
社長でもある、
大好きだった田村丸先生。
訃報が届いてからというもの、
気が緩むと、過去に引き戻されて、
いろんなことを思い出しては、
涙が溢れてきて。
きっと、先生と関わった
みなさんにそれぞれ、
先生との思い出があって、
先生に対するいろんな思いがあって、
そして、
みんな感じているであろうことは、
先生の存在が、
ものすごく大きなものだったということ、
なんじゃないかな～と。
不意に、過去に引き戻されてしまう日々が
続いていたので、
こっちから、過去に向き合ってみようと、
クローゼットの奥にあったダンボールを
引っ張り出してきました。
貧乏劇団員生活をしていた神戸から、
三朝温泉、そして、実家と、
一緒に移動してきたダンボールには、
過去に出演した舞台のパンフレット。
そして、その時の台本が
詰め込まれておりました。
出演してない舞台も、
照明や、時々演出助手で、
関わっていたので、
巡回公演も含めて、
おそらく、1993年以降の
ほとんどの台本が
手元にあるのではないかと・・・・（笑）
２０歳で、初舞台に経ってから、
結婚するまでの約１０年と、
３年前、先生から、
出て欲しいと言われて、
役者復帰してから、
巡回公演をいれたら、
４回の舞台。
３年前のあの日、
先生からの電話に出て、
演ると返事をした時から、
また、舞台に立つことを
選択しました。
でも、そのおかげで、
また、役者として、
先生の指導を受けられたことが、
本当によかったなと。
過去も含め、
褒められた記憶なんて、
ほとんどないですけど（笑）
先生のコトバが、大好きで、
先生の書かれる脚本が大好きで、
役者としての大事なことは、
全部、先生から教わりました。
だから、先生のコトバを、
拾い集めてみようと、
台本にメモってる先生のコトバを、
片っ端から、ノートに書き出してみたのですが、
もうね、びっくりしました・・・・・。
私が、大事にしてる
コトバに対する感覚は、
全て、先生から教わったことで、
それだけではなくて、
価値観や、考え方や、
お芝居に対する向き合い方や、
なんかもう、いろんなことが、
忘れてしまってたけど、
全部、書いてありました。
私の価値観の大半は、
先生の元で、
作られたものだったのか・・・・・と、
その偉大さに、改めて気づくという。
過去の台本なんて、
今まで見返したこともなかったのに、
開いてみたら、
いろんな役をさせてもらった軌跡が、
そこには残っていて。
パラパラっと読んだだけでも、
今なら、もっと気持ちもわかったのに、
今なら、先生がこうして欲しいと思ってたことが、
もっとわかったのに・・・と。
その当時の先生からのダメ出しを読みながら、
やっぱり涙が溢れてくるわけで。
そうこうしてたら、
いろんな人から、
連絡がきて、
いろんなことを思い出しては、
また、涙。
先生のこと、たくさん書きたいけど、
いろんな気持ちと、
涙が溢れてきすぎて、
どうにもならないので、
今日は、このへんで・・・・・。
タイムスリップしたまま、
眠りにつくことにした夜なのでした。