市川雷蔵狂四郎と田村正和狂四郎の比較

 
 皆さん、眠狂四郎をご存じでしょうか。
 
 1950年代の後半から起きた剣豪ブームの中のニヒリズムの代表作の一つで
 柴田錬三郎さんの作品でとても有名です。
 
 
 狂四郎の映画の代表は市川雷蔵さん、テレビの代表は田村正和さんだと思います。
 私の知る限りを表にしました。
 
      
         

 私が眠狂四郎を知ったのは高校生の頃でした。

 

 当時「岡っ引きどぶ」に出ていた田村正和さんに夢中になり、
 そこから眠狂四郎という人物を知りました。


 そして原作を高校時代に全部読みました。(早すぎたか?)

 その頃の私にとって、眠狂四郎といえば田村正和さんでした。

 

 ところが大人になってから
「狂四郎はやはり市川雷蔵だ」と言われたことがあります。

 

 それがきっかけで雷蔵さんの狂四郎を見るようになり、
 今度は雷蔵さんの魅力にも引き込まれました。

 

 雷蔵作品は158本のうち120本ほど見ています。


 昔は小さな小さな映画館にも通い、その後はCSの時代劇専門チャンネルや
 市川雷蔵祭でも何度も作品を見ることができました。

 

 一方で田村正和さんの作品は、
 ほとんどリアルタイムで見ることができました。

 本当にたくさんの作品を見ました。


 そうして長い時間をかけて見てきた私の結論は、
 雷蔵狂四郎も正和狂四郎も、どちらも良いということです。

 

 お二人とも本当によい役者です。

 

 二人の狂四郎に共通しているのは、最後に見せるあの寂しい後ろ姿かもしれません。
 ニヒリストでありながら、どこか哀しさを感じさせる姿がいつも心に残ります。

 

 雷蔵さんの狂四郎を作った大映の製作スタッフのレベルのすごさや、

 正和さんの狂四郎が作られた72年(木枯し紋次郎ブーム)の時代劇の競争の

 激しい中での健闘は素晴らしいと思います。

 

 特に正和さんの72年の狂四郎には彼があの時代の異次元の人であると感じさせる妖しさが間違いなくありました。

 いつかまた、それぞれの狂四郎の魅力をたくさんお話しましょう。

(眠狂四郎の本名をを知っていますか?原作に出ていますよ)