アメリカからの日本刀の返還 その1

  2010年7月初旬に日本の公共団体の機関誌の編集長から"アメリカから日本刀を日本に返したいとの申し出が外務省を通してあったので、我が団体が受ける事になリました。力を貸して欲しい"と電話があったのです。

 息子が小学生の頃彼の願いを叶えて頂いたお返しに何か書いてと頼まれたのが御縁で、私はその機関誌に何度かエッセイを書いておりましたが、途中から日本刀についても書いておりました。

 その団体には刀について知っている人が一人もいないので、あなたにお願いする事にしましたと言われました。

 私はとても驚きましたが、編集長の日米友好のためにお願いしますと言う言葉に微力ながらお手伝いしたいと思い、承知致しました。

 その団体のアメリカ在住の担当者が刀の輸送をするので、私は刀が日本に着いてからの税関から始まる諸手続きをお願いしたいと編集長に言われましたが、何から始めたら良いか分からなかったので、私の刀の師である故廣井雄一先生にご相談致しました。

 すると先生はまず受け入れ先を探しなさい、文化庁の美術館専任担当を紹介しましょうと言って下さり、その方より刀の受け入れ先で日本で一番良いのは備前長船刀剣博物館であると教えて頂きました。

 それで博物館の学芸員さんに受け取りを交渉するためお会いするアポを取り、私は岡山に向かいました。(私は民間人なので、もちろん自腹です) 

 その2に続く