パリのレストランで迷ったらここ。 | 大森 由紀子のブログ

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フランス菓子・料理研究家、大森由紀子が日常の美味しいを綴るブログです。

パリのレストラン選びがなかなか難しい。新しいところもトライしたいが、最近多いのは、やけに和素材多用する店。いいんですよ、いかようにアレンジしていただいても。日本人だったら思いつかないような使い方(のり佃煮をソースに混ぜちゃうとか、わさびを甘いドリンクに混ぜるとか!)していて、それはそれで現地の人には興味深いかもだけど、行かないなぁ。
あと、インスタ映え意識のチマチマした料理も食指が動かない。となると、もう伝統しかないし、一食入魂だから絶対外れないところしか行きたくないのよね。

で、結局いつもここです。7区の懐かしい界隈(昔、コルドンがあった)にあるBistro Belhara.

しかも、シェフのThierryにメッセージ送れば、あいよ!って席とってくれる、という気軽さがいい。

あいよ!って言うが、本人は絶対に客席に足を運ばず、行くと調理場の窓口?のようなところから
顔出すだけ(笑)。ロワゾー、ゲラ―ル、デュカスとグラン・メゾンにいたシェフだから、腕前は一流。しかし、値段はとってもリーズナブル。

バスク料理主体にぶれないフレンチを食べさせてくれる。

先回行ったら、初めてマダム(日本人)にお会いしました。コロナ以降接客を手伝っているそう。

そうそう、もう一つの加点すべきところは、観光客ではなく、地元のグルメな常連さんが多いということです。これは、やっぱりお店選びのバロメーター。