ガレットデロワ、フェーヴの歴史 | 大森 由紀子のブログ

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フランス菓子・料理研究家、大森由紀子が日常の美味しいを綴るブログです。

ガレット・デ・ロワに陶器のフェーヴpic2が初めて使用されたの
は、1874年でした。当時はドイツのマイセンにお願いして作ってたそう。

フェーヴ研究家のモニックさんから、最初に入れられたフェーヴのレプリカをいただ
きました。当初は、子供たちの間で、陶器の人形(それも背丈が実際の子供たちと同じくらいの!)で
遊ぶことが流行っていたそうで、その人形を模したものが多かったそう。キリストの
おくるみに包まれた形もあります。そして平和の象徴の鳩。

その後、時代によって変化していきます。モニックさんが書かれたフェーブの本に
は、当時のフェーブの値段、注文書、焼き型の写真も。今ではリモージュでベルナル
ドなどが高価なフェーブも作っています。モニックさんがお皿のフェーブを送ってく
ださいました。