聖人カレンダー。毎日聖人が見守るフランス。 | 大森 由紀子のブログ

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フランス菓子・料理研究家、大森由紀子が日常の美味しいを綴るブログです。











この聖人カレンダーは、高幡不動の「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ」で毎年

限定販売しているものだ。福永由美子さんのイラストがステキ💓
フランスでは、365日毎日異なる聖人が見守っている。それらの聖人は各職業の守り神である。お菓子とパンの聖人は、サントノレとサン・ミッシェル
だ。(サン(saint)は聖人という意味)。12/6に登場するサン・二コラも聖人。サン•ニコラは子供たちの守護聖人でもあるが、酒屋の守り神でもある。アルザスやロレーヌ地方では、12/6にサンニコラの日を祝う習慣があり、スパイスクッキーを食べたりマヌラを食べる。サンニコラがサンタクロースの前身だった説もある。(4世紀トルコで生まれ、お墓は、南イタリアのバリの教会にあるが、聖遺物がロレーヌのサン•ニコラ•ド•ポールにあることから、彼の地ではサンニコラ祭りが盛大である)

フランスには中世において、各職業の規定を設けたギルド制度があり、皮や織物職人、金細工、馬具、ガラス細工などそのメティエは多岐に渡る。こんな経緯から卓越した技術者に贈るMOFが生まれたのかもしれないですね。そうそう、中世にはパリにサウナもあってサウナのギルドもあったとか。これもそばや砂糖といっしょに十字軍がイスラムからもたらしたものだそう。

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