はぐれ思い出し映画1作目『エレファントマン』 | 脳の活性化を狙って過去に観た映画を必死に思い出すブログ

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映画のタイトルから内容や出演者など思い出し書きするブログです。監督・俳優から次の記事へと連鎖。記憶が鮮明な時はネタバレの可能性大!それ以外にDVD・劇場で観た映画の感想や俳優ネタ、映画関連のフィギュアや趣味ネタも時々。

『エレファントマン』

※今回記事は勝手に特別記事として、
 監督or俳優からの繋がりではありません。
 次回から通常の記事で行きますので!

※ネタバレ部分にはその直前にネタバレ閲覧注意の表記を
 しておきます。ネタバレはラストシーン。
 閲覧の際はご注意下さい。

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↑この有名な振り返り画像がなぜかすごく怖かった


何故、この映画を取り上げたのか・・・よく分かりません。
ただ、衝撃だったこと、そして悲しくて泣いたことしか覚えてない。


じゃあ、今回も思い出していきます!


モノクロ映画。実在の人物が元になっている。
主演はジョン・ハートとアンソニー・ホプキンス。


≪あらすじ≫
1800年代?青年メリック(ジョン・ハート)はある病気によって
異形の体に生れ落ちた。母はすでにおらず、一人孤独に生きてきた。
そして、その醜悪とも思われる姿から、
人としての扱いを一切受けることも出来ず、
見世物小屋で毎日を過ごしていた。

そんなある日、ある学者?医者?(アンソニー・ホプキンス)が
彼を保護し、人として扱われる生活や、言語の発声、
その他さまざまな教養を与えていくことで、
彼はどんどん人間らしい本来あるべき姿へと変わっていく。


といった内容です。
今の時代の日本では考えにくいことかも知れないですが、
文明や個人個人の精神レベルも高くなく、
当時の欧米では差別や暴力は当たり前のことで、
そんな時代に生まれてしまった彼は、
もちろん酷い仕打ちを受けるのは免れませんでした。
しかし、幸いして心ある医師に出会ったことで、自分の喜怒哀楽と
他人の心の温かさ、そして本当の冷たさを
知っていく事になるんです。彼の出した自分の存在意義とは?


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カラーポスターだと怖さはないですね。ホプキンス若っ!

覚えているシーンは、3つ・・・4つかな?

ひとつ目は、一番最初のシーン。オープニング。
白黒でざらついた画質で画面いっぱいに妊婦のような女性の影が。
う~ん、2つの映像をザッピングしたような・・・
なんやろう?女性の苦しんでるようなアップと
その影が交互に映ったような・・・。
妊婦の影は象にお腹を踏まれているような、
そんな印象ですが、両方ともはっきりとは映らず、
何となくイメージさせるようなそんな暗いオープニング。


早速かどうか忘れてしまったんですが、黒いコートにベレー帽、
そして、布の袋を顔に被り、片目だけ四角く穴が開いている。
そんな男が歩いているのですが、ものすごく大勢の人間が
寄ってたかって罵声を浴びせ、飛び掛り、
その布袋をすごい勢いで剥ぎ取ります。
そのあとは覚えてない・・・。あまりに、人のその残忍さみたいな
心の悪みたいなものが、その群集の中に見え、
衝撃が強すぎてそこしか覚えてないです。


次のシーンは、見世物小屋かな。猛獣の入れられる檻みたいな場所。
鉄格子の向こうに、衣類を身ぐるみ剥がされたメリックがいます。
発音の仕方が分からず、うめいてしまうので、
尚更気持ち悪いと思われています。


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↑これは教養を受けてしばらく経ってからのシーン



【ここからネタバレ閲覧注意!】


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そして3つ目に思い出されるのは、確か・・・、曖昧だな。
彼は実はすごい才能を持っていて、マッチか何か、そんな短い木の棒で
6~70cm大の家のミニチュアを作るんです、コツコツと。
絵も描けたかな・・・。で、自分の見た目とは関係なく付き合ってくれる
人たちも出てくるんですよ。普通に優しく接してくれる女性も。
でも、そこにやっぱり心無い数人の男が、泥酔して入ってきます。
気にせずに普通に接するメリックですが、男達はその女性と
メリックを無理やりキスさせます。条件反射で嫌がってしまう彼女。
メリックは傷付きます。
きっと、キスを嫌がったこと自体にショックを受けたんじゃない。
人の表面の優しさの向こう側にある、何かを感じてしまったから。
その悲しみと共に作りかけのミニチュアも壊れてしまう。


そして、最後のシーン。
そのカラダの骨格の異常から、普通にベッドでは眠ることが出来なかった。
呼吸が出来なくなってしまうから。
でも、そこで気持ちよく眠ることに、彼は少し憧れていた。
いつも寝ているイスではなく、初めてベッドに横になるメリック。
そして、ゆっくりと目を閉じ、亡くなった母の元へ。
安らかに息を引き取るのでした。
おわり。


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【ネタバレおわり】



多分2回くらいは観ています。観たのは幼稚園の時と、小学1年の時かな?
最初のシーンとその姿、布袋を被った気味悪さに、
すごく怖かったイメージと実際はとても心優しい彼の性格に、
ラストシーンはめっちゃ泣いた覚えがあります。
でもね、最後のシーンの彼は満足していたように感じたんですよ。
人の優しさに触れることが少しでも出来たことに、
とても感謝してるような、そんな感じでした。
幼稚園児の自分は「すごいかわいそうや・・・」と思ってたんやろうな。
“自分の生き死にを自分で決めた=生き抜いた”人に対して
かわいそうとか、今の自分の感覚ではおこがましいとは思うけど、
当時は子供ながらに同情したんだと思う。


ああ、次は前回のマッチオ繋がりで、
無理ッヤリ『アウトサイダー』思い出しちゃる!!



今回も読んでいただいてありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!




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