母は常に元気な人だった。
そんな母がある病気になり、1年も経たずにいなくなってしまった。
健康にも気をつかっていたし、食べ物も自分で野菜を育て料理して食べていたし、
ちょっと不調があるとすぐに病院に行っていた母。
普通に80代、90代になり少しずつ助けが必要になっていくのだろう、
でもまだまだ先だろうと勝手に思っていた。
その当時私たち夫婦は私の実家のすぐ近くに住んでいた。
よく行き来はしていたけど、その年の2月頃から電話等の連絡が頻繁になった気がした。
あまりに頻繁で、ちょっと嫌だな、と思ってしまったことは今でも後悔している。
3月頃、顔色の悪さがたまに気になり、4月には出かけた時にやけに座るな、と思っていた。
4月の下旬、「もう植えないといけない苗があるんだけど、体調が悪くて植えられない。どうしよう。」と電話があった。
でも、その日は私が仕事に行った後、畑に行けたようだった。
ゴールデンウィークには私たちが旅行中なのを知っているのに電話があり、
「しんどくてご飯を作れないから友達に差し入れてもらったの。」と言われた。
ただお土産を持って行った時には普通に喜んで食べていた。
他に気になったこととしては、今までそんなこと一度もなかったのにスーパーのカートを雑に扱ったり、
オレンジの皮を剥けないからと嫌がるようになったこと。
体調がとても悪かったり、指が動かないのを我慢してたんだと思う。
それからすぐの週末、「やっぱりおかしい。血圧も高い。緊急外来へ行きたい。」と連絡。
ちょうど近所の総合病院が当番医だったので、車で一緒に向かった。