告知の前日、出張で関西に泊まっていたので、大阪に住む姉と電車で待ち合わせ。

母の長年の友人が駅まで迎えてに来てくれて、3人で病院に向かった。


まだ告知もされていないのに、その翌日が手術とほぼ決まっていた母は、個室に移動していたので、みんなでわいわい、わいわいお喋りして楽しかった。

夕方先に私と姉だけが呼ばれる。

母は冗談で「ドラマみたいに、すごい病気で、ショックを隠しながら笑顔で病室に戻ってきたりして。」と。

そして、それが数十分後には現実になる。


母が入院してから私は毎日何時間も脳の病気について調べていた。

だから脳の病名はほぼ把握済み。

恐らく姉も同じだった。

割と暗くて狭い部屋で、いちばん言われたくなかった病名を告げられた。

ー脳腫瘍 グレード4 膠芽腫ー

この病気だった場合、手術をしなければ余命は3ヶ月。


全身の検査によって小さい乳がんも見つかっていて、それが転移した可能性もゼロではないし、グレード3の可能性もなくはない、と説明はされたが、

お医者さんの口ぶりからどちらもほぼないように感じた。


私たちは深刻さは伝えず、脳腫瘍であること、明日の手術で取り除こう、とだけ伝えてもらうことにした。

そしてわいわいしゃべりながら、母の待つ病室へ戻った。