検査入院をした大学病院で脳腫瘍が発覚した母。
疑わしい箇所だけではなく、全身検査をしてくれたようで、
その結果乳がんと歯の欠けも見つかった。
乳がんは細胞診をして詳しく検査。
かなり小さいことと、年齢的に進行はとても遅いだろうということで様子見、無治療になった。
歯の欠けに関しては大学病院内で3回ほど治療をして、ブリッジを作ってくれた。
結果的に、母は脳腫瘍の術後、普通の生活に戻ることはできなかったので、あまり装着することはなかったけど、
少しでもQOLを上げるために入院中にベストを尽くしてくれた大学病院には感謝している。
それとも、完全には治らない病気である以上、歯の治療はせずに母の負担は少しでも減らすべきだったのかな。
この後、母は段々と話さなくなり、意見も言わなくなり、それと同時に姉と私で決断することが増えていった。
今でも、あの時こうした方が良かったかな、と思い返すこともある。
その度に、「あの決断の結果、姉と私で家で静かに看取ることができ、母が1番好きだった春の美しい日に送り出すことが出来たんだ」
と自分にいい聞かせている。
母を見送った4月が今年もまたやってくる。