病気がわかって5ヶ月後ぐらいに母はまっすぐ座ることができなくなった。
最初は少し傾くぐらいだったので、クッションひとつでなんとかなっていたけど、
段々と車椅子からずり落ちそうな傾きに。
途中から4つぐらい使うようになった。
毎日畑に行き、マレットゴルフで優勝し、旅に行けばとてつもなく歩いていた母は
健康が自慢だった。
でも脳の病気はまっすぐ座ることさえも母から奪った。
病気だけではなく、動かないことも原因のひとつだと思う。
骨太だった母は痩せて、体幹までなくなったんじゃないかと感じた。
何十年も強かった身体でも、病の前では衰えるのは一瞬だった。