2026年7月13日、映画『ジュラシック・パーク』で主人公のグラント博士役を務めたサム・ニール氏が亡くなりました。
サム・ニール氏といえば、2022年に公開された『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』での元気で若々しいイメージが強かったため、訃報を知った時は大変驚きました。
老いも病魔の影も全く感じさせなかったサム・ニール氏のプロ意識の高さを今になって実感するとともに、最後までグラント博士をカッコよく演じ切ってくれたことに深い敬意を抱かずにはいられません。
今回はサム・ニール氏への追悼の気持ちを胸に、グラント博士をはじめとしたキャラたちと一緒に、彼が生きた"『ジュラシック・パーク』の世界”を冒険していきたいと思います。
ジュラシック・パーク:
3.75インチ・アクション・フィギュア(マテル)
■玩具シリーズ:JURASSIC WORLD LEGACY COLLECTION (Mattel)
■登場作品:『ジュラシック・パーク』
■入手:e-bayで購入
○ラインナップ
今回ご紹介するのは、『ジュラシック・ワールド』シリーズの公式ライセンス玩具を手掛けるマテル社から発売された、映画『ジュラシック・パーク』に登場する人間キャラのフィギュアです。
これらは、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の公開期から展開されている、シリーズの過去作にフィーチャーした商品ライン"レガシーコレクション”から、2019年に発売されたものです。
レガシーコレクションは、シリーズを彩った恐竜フィギュアや、恐竜と人間フィギュアを組み合わせて映画の名シーンを再現できるプレイセットなどが中心のラインですが、人間フィギュアの単体販売も少数ながら展開されました。
そのラインナップは、グラント博士、マルコム博士、サトラー博士、そしてマルドゥーンの4名です。
…いや、なんでマルドゥーン??
主人公格の3博士だけでもよさそうなところ、サブキャラのマルドゥーンがまさかの大抜擢。
もしかすると、本国では3博士に匹敵する人気キャラなのかもしれません笑
(まあ私も好きですが笑)
○パッケージ
まずは、ブリスターパッケージの台紙からご紹介します。
本品は『ジュラシック・パーク』に関するアイテムですが、商品ライン自体は『ジュラシック・ワールド』シリーズの展開に属しているため、台紙のロゴもジュラシック・ワールド仕様になっています。
裏面では、内容物が写真で紹介されています。
メインとなる3.75インチ(約10㎝)のフィギュア1体に、各キャラにちなんだアクセサリーが1つ、そしてコンプソグナトゥスのミニフィギュアが1体付属する仕様でした。
(ブリスターの写真だと3体のコンピーに襲われていますが、実際に付属するのは1体です笑)
○コンプソグナトゥス
続いて、各セットに共通で付属するコンプソグナトゥス(コンピー)のミニフィギュアをご紹介。
コンピーは、2作目の『ロスト・ワールド』から登場した、ニワトリ程度の大きさしかない小型の肉食恐竜です。見た目は可愛らしいですが、群れになった時の攻撃力は侮れません。
ラインナップのキャラと劇中での接点は特になかった認識ですが、サイズ的に“おまけ枠”として最適だったのだと思われます笑
軟質素材の無可動フィギュアではありますが、4セットそれぞれでポーズが異なるため、コレクション性は高いです。
残念ながら私は2体しか保有しておらず、左がマルコム、右がマルドゥーンに付属していたものです。
無可動ながら、動きのあるポージングのおかげで躍動感があります。流石はマテル・クオリティとあって、超小型ながら造形も良い仕上がりです。
やはりコンピーは数が多ければ多いほど良いので、コンプリートを目指したいです!
また、いずれのコンピーも”しがみつきポーズ”で造形されているため、人間フィギュアの手足に取り付けることが可能です。
とりあえず、『ロスト・ワールド』繋がりでマルコム博士に犠牲になっていただきました笑
人間キャラのアイテムにも、しっかり遊べる恐竜フィギュアが付属するのは嬉しいですね!
○アラン・グラント
「慎重に検討してみたんですが、やっぱり推薦状なんて書けませんよ」
『ジュラシック・パーク』シリーズにおける主人公的存在。恐竜を誰よりも愛する古生物学者。やや偏屈で頑固な学者肌ながら、パークでの事故に巻き込まれた子供たちを守る優しさも持ち合わせた人物。
フェイスアップ 。
凄い!ちゃんとサム・ニールに見える!
このサイズのフィギュアとしては、素晴らしい完成度ではないでしょうか。
首に巻かれた赤いバンダナもしっかりと再現してくれているのが嬉しいですね。
なお、帽子の着脱はできません。
付属アクセサリーは信号銃(フレアガン)。
これは『ジュラシック・パークIII』でスピノサウルスとの戦闘時に使用したあの銃と見て間違いないでしょう。まさかIIIのアイテムが選ばれるとは、予想外でした!
可動範囲は全キャラ共通のため、グラント博士でご紹介。
可動箇所は、頭部(回転+顎の角度調整)、腕、肘、腰(回転)、脚、膝です。
上半身は自由度が高い一方で、足首の可動がないため下半身の安定性はやや低めです。
(画像のとおり、片膝立ちもギリギリできる程度です。)
信号銃で大型肉食恐竜に立ち向かえ!!
ジオラマのイメージはもちろん『ジュラシック・パークIII』のスピノサウルス戦ですが、あいにくスピノサウルスの玩具を所持していないため、今回は『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』で対峙したギガノトサウルスに登場してもらいました。
(まあ正確にいえばランドサウルスなのですが笑)
続いて、トリケラトプスの鼓動を感じる名シーンを再現。
大好きな恐竜を前に、少年のような笑顔を浮かべていたグラント博士が印象的でした。
やはりグラント博士には、恐竜と触れ合うシーンのほうが良く似合いますね。
僕らの”恐竜男”は、これからも永遠です!!
○イアン・マルコム
「"カリブの海賊"はたとえ壊れても、人間を食ったりはしないぞ」
シリーズ屈指の名物キャラ。一見すると皮肉屋で軽口ばかり叩く変わり者だが、その正体は”カオス理論(予測不可能性)"を専門とする天才数学者。冷静な洞察力でパークの危険性を誰よりも早く見抜いていた。情に厚い一面もあり、2作目の『ロスト・ワールド』では主人公として奮闘。
フェイスアップ 。
彫りの深い顔立ちなどジェフ・ゴールドブラムの特徴は捉えており、再現度は"まずまず"といったところ。ニヒルな笑みを浮かべたような表情もマルコムっぽさがあって良い感じです。
サングラスは着用状態がデフォルトです。一応ずらすこともできますが、ブリッジ部分が非常に細く、破損のリスクが高いため、無理に動かさないことをおすすめします。
付属アクセサリーは発煙筒。
改めて映画を見直しましたが、本品の煙の量はかなり誇張されていますね笑
(映画ではどちらかというと煙よりも光を発していました。)
「2人を助けろ!!」
やはり発煙筒とくれば、T-レックスと組み合わせざるを得ません!!
発煙筒を使ってT-レックスの注意を引くシーンはシリーズ屈指の名場面の1つであり、後続作品でもたびたびオマージュされていました。
マルコムの象徴(?)とも言える”寝そべりポーズ”もなんとか再現可能。
3.75インチになっても、学者離れした色気は健在です!笑
○エリー・サトラー
「生きるか死ぬかって時に男か女かなんて関係ないわ!」
グラント博士の恋人の古植物学者。明るく社交的で、勇敢さも兼ね備えた人物。ジュラシック・シリーズのヒロインは何かと問題行動が目立つキャラが多い中、サトラー博士は終始頼れる存在であり、シリーズ屈指の“有能ヒロイン”と言って差し支えないでしょう。
フェイスアップ 。
やわらかい表情で、ローラ・ダーンの面影がきちんと感じられる造形。
3.75インチながら、しっかり美人です!
実は本品は『イスラ・ヌブラル・エスケイプ』というプレイセットに付属していたものです。
ただ、フィギュア自体は人間キャラ単体で販売されたものと全く同じ仕様ということでしたので、今回まとめて紹介させていただきました。
ちなみに、単体販売での付属アクセサリーはアーノルドさんの捜索時に使用した懐中電灯だったようです。
ラプトルの潜む密林を駆け抜けるシーンを再現。
このシーンやハーフパンツスタイルのイメージも相まって、私の中では"健康的な美人"と聞くとサトラー博士が真っ先に思い浮かびます。
そして、サトラー博士の名場面といえば、やはり"トリケラトプスの病気の原因を調べるために迷いなく巨大なフンに手を突っ込むシーン"を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
サトラー博士の学者としてのガッツがよく表れていますし、 マルコム博士がドン引きしているリアクションも含めて大好きなシーンです笑
○ロバート・マルドゥーン
「あいつは…いつもこっちを見つめて何か企んでいる」
ジュラシック・パークで働く恐竜の監視員。武器や野生動物に対する知識が豊富であり、雇い主であるハモンドからもかなり信頼されていた。パークでの事故発生後もサトラー博士らのサポートに尽力していたが…
フェイスアップ 。
率直に申し上げて、ボブ・ペック氏にはあまり似ていないですね…
服装でなんとかマルドゥーンであることが認識できる程度。
また、例によって帽子の着脱はできません。
付属アクセサリーはショットガン。
形状の再現度も高く見た目はかなり良いのですが、フィギュアの可動範囲の問題で両手持ちができず、 カッコよく構えられないのが残念です。
いざラプトルの潜む密林へ!
仕事柄、誰よりもラプトルの恐ろしさを熟知していたマルドゥーン。
細心の注意を払っていたものの、想定をはるかに上回るラプトルの知能の前に無念の最期を迎えることとなりました。
マルドゥーンの退場は残念でしたが、彼ですら太刀打ちできなかったという事実が、ラプトルの知能と狡猾さを強烈に印象づけてくれました。
しかし、このマルドゥーン、実は原作の小説ではパークからの生還を果たしていました。
なんなら映画版も当初は彼が最後にグラント博士たちを救出する展開が検討されていたそうなのですが、より強いインパクトを求めて、最終的にはT-レックスが登場する現在のラストに変更されたそうです。
結果的に映画史に残る超名シーンが誕生することとなったため、その変更は大成功だったと思いますが、原作準拠の“マルドゥーン生還ルート”も見てみたかったですね。
以上、ジュラシック・パーク:3.75インチ・アクション・フィギュアのレビューでした。
個人的に、『ジュラシック・パーク』は“人間"がいてこそ成立する作品だと思っています。 恐竜の玩具だけを並べるよりも、人間のキャラクターが加わることで臨場感がぐっと増します。そういう意味でも、このシリーズは非常にありがたい存在だと感じました。
フィギュアは可動範囲の狭さやマルドゥーンの造形など惜しい部分もありますが、総じてサイズ以上の満足度は得られました。 特にグラント博士は完成度が高く、個人的にも一番のお気に入りです。
原作シーンの再現からIFストーリーまで幅広く遊べる、『ジュラシック・パーク』ファンには堪らないアイテムだと思います。ぜひ皆様のジュラシック・パークにも彼らを招待してください!
それでは、今回はこの辺で失礼させていただきます。

↓こちらの記事でも、グラント博士らのフィギュアが活躍しています!




































