力士 モーターアーム(ビーストウォーズII) レビュー | ROBOTIC JUNGLE

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トランスフォーマーを中心とした玩具レビューブログ。
インディ・ジョーンズのミニファンサイトも兼ねています。
気ままに更新します。
(旧ブログ名:『OMI'S TF REVIEW』)

私事ですが、先日結婚致しました。

妻はトランスフォーマー好きでもなければ玩具好きでもありません。正直、トランスフォーマーに限らず玩具収集という趣味は一歩間違えば異性にドン引きされかねない趣味だと自覚しているのですが、

(全国の玩具収集家の皆様、大変申し訳ございません。)

幸運にも妻はいい年して玩具収集に興じている私を受け入れてくれる方でした。

そんな優しい妻と末永く楽しい家庭を築けるように一層気を引き締めつつ、引き続きTFライフも謳歌したいと思っておりますので、今後とも当ブログを宜しくお願いいたします。

 

それでは、今回のレビューです!

 

力士 モーターアーム

                   ■玩具シリーズ:ビーストウォーズII

                   ■登場作品:ビーストウォーズII

                   ■所属:ジョイントロン(サイバトロン) 

                   ■入手:高校時代に秋葉原で中古品購入

 

○ビーストモード

ビーストモードはカブトムシ。

前回紹介したDJと同様に海外アイテムを流用したものですが、デザインは随分と和風です。

造形がリアル且つサイズも本物のカブトムシよりも二回りくらい大きいのでいい具合に気持ち悪いです笑

海外ではEvil Predacon所属だったことも頷けます。

(カブトムシを「かっこいい昆虫」とする風潮は日本独特の文化のようですね。かくなる私も年を重ねる毎にカブトムシを見ても気持ち悪いと思うようになってしまいました…泣 大人になるのは辛いですね…)

 

リアビュー。

後から見ると昆虫特有の気持ち悪さが更に増します笑

この黒光り、ダメな人はダメだと思われます笑

 

前足、頭、角が可動する為、ビーストモードでもある程度表情が付けられます。

 

劇中ではビーストモードの状態でよく二足歩行していました。

カブトムシのイメージそのままに怪力が自慢のキャラであり、大木を持ちあげる描写もありました。

また、劇中ではビーストモードで飛行しているシーンも多かった為、翅が開けば尚良かったのですが、

流石にそれは求めすぎというものですね。

 

「アタックモード」

ロボットモードで武器となるクローを背中から展開させた攻撃形態。

「そんなところから角を生やしてどうやって戦うのか?」というツッコミを受けがちなモードですが、

三本の長い角が特徴の”コーカサスオオカブト”的なフォルムに見えなくもありません。

残念ながらアニメには登場せず。

 

○変身

パーツ移動自体は少ないです。

胸部アーマー移動する為に背中パーツを大胆に展開するところが面白いです。

 

○ロボットモード

真っすぐ天に伸びる角が印象的なロボットモード。

ビーストモードの触覚・角をいい感じに髷に見立てることが出来、背中の甲羅パーツもでっぷりした腹部に見立てることが出来る為、”力士”という役職が与えられたことも合点がいきます。

まあ”そもそも力士は役職なのか?”という疑問は残りますが笑

 

リアビュー。

なんか昭和の仮面ライダーにこういう怪人出てきそうですね笑

 


フェイスアップ。

初見だとそうでもないんですけど、一度力士に見えるともう力士にしか見えない不思議な顔立ちです。

そしておそらくTF界で№1の笑顔とつぶらな瞳の持ち主です。

 

武器は背中に隠された鉤爪・"ウッチャリクロー"。

私はこのネーミングセンス、大好きです笑

重心が背中に寄っているため少し立たせにくいですが、見た目以上に可動は良好です。

そしてロボットモードの口が開閉するというTF界でもかなり珍しいギミックを有しています。

 

口の開閉ギミックのおかげで少し上を向かせることが出来る為、
このような力士らしからぬ躍動感あるポージングも可能です。
 
モーターアーム「冷静沈着、動かざること山の如しでアーム!」
モーターアームは陽気な熱血三兄弟・ジョイントロンの次男です。
三兄弟で最も落ち着きがあるらしいですが、あくまでも三兄弟の中では比較的マシという程度であり、「能天気な楽天家」という根の部分は他のジョイントロンのメンバーとなんら変わりなく、常に三人で一緒になって騒ぎを引き起こしていました。一方で戦闘面では”力士”という前代未聞の役職(?)を与えられてるだけあって劇中屈指のパワーファイターであり、テックスペックのパワーと耐久力が10(最高値)という破格のスペックの持ち主でした。そのパワーはアニメでも遺憾なく発揮されていましたが、技や振舞に力士要素が皆無であり力士という役職が全く活かされていなかったのは少し残念でした。
 
というわけで劇中で力士としての見せ場が全くなかったモータアームの為に、
ビーストウォーズIIの登場キャラの中でも屈指の巨漢であるBBと相撲を取らせてみました。
単純な力比べであればモータアームに軍配といったところでしょうか。
 

以上、モーターアームのレビューでした。

「カブトムシという恵まれた王道ビーストモードから放たれる異形のロボットモード」という元海外アイテムならではのギャップが堪りません。このギャップを魅力と捉えられる方とはよいお酒が飲めそうです笑

それにしてもこいつの力士っぽさに気付いた当時の日本のスタッフのセンスには脱帽させられます。

 

それでは、今回はこの辺で失礼させていただきます。アディオス!