海外での味噌作り | お味噌汁復活委員会

お味噌汁復活委員会

【お味噌汁】
ひと椀がつむぐ 大切なもの それは 日本の たから

お味噌汁復活委員会です、愛情たっぷりのお味噌汁をライターさんと共にお届けします。

#お味噌汁復活ライター 河崎千代美 

奈良県出身▶シンガポール在住


テーマ:自由テーマ「海外での味噌作り」 

具 材:大根、人参

出 汁:かつお節、細切り昆布

味 噌:自家製味噌

吸 口:青紫蘇


シンガポールからこんにちは!

今回はシンガポールで暮らしていておみそ汁に使うお味噌についてのお話をご披露したいと思います。


シンガポールは年中夏の気温で湿気があります。服装は半そでランニング、湿気の多いおかげで手荒れなどは無縁と言ってもよいほどです。

日本の気候とは違いすぎるこの国で暮らしていますが、5,6年前からは随分と日本の食材や調味料が気軽に手に入れることが可能になりました。海外で暮らしているのに、日本の家庭料理を普通に食べたり作ったりすることができます。


 ただ、はやり海外でのこと日本のようなお値段で手に入れることは難しく、お財布の中身が厳しいのが現状です。例えば、お味噌だと西京みそが300gで1200円くらいします。合わせみそなどは種類も多くありますが、650gくらいのパック入りで800円から1200円くらいします。

 そこで、自分で作るお味噌も麹は日本の4倍から5倍の価格帯ですので、1年も寝かせて作るほどたくさんの量を仕込みことはできず、ちょこちょこ作る方法で作っています。


作り方は、炊飯器を使って一晩で作る方法です。

大豆は、一晩水に浸けてから圧力鍋で蒸し上げます。大豆をフードプロセッサーでペースト状にして、あらかじめ麹と塩を混ぜておいたところによく混ぜて40度くらいのお湯で普通のお味噌より少し柔らかいくらいの固さにします。

それを、炊飯器に丸く丸めて空気を入れないように詰め込みます。あとは、炊飯器のふたを開けて濡れふきんをかけ8時間保温の状態で炊飯器のふたを開けて放置します。

(麹500g、塩50g、乾燥大豆200g)

最後に仕込んだ味噌の上表面はうっすらと甘酒をかぶせます。これは、表面が乾燥して硬い味噌が出来上がらないようにするためのカバーのような役目です。


このようにして異国の地でも日本と同じようなお味噌を作ってお味噌汁を楽しんでいます。


テーマ:自由テーマ「海外での味噌作り」 

具 材:大根、人参

出 汁:かつお節、細切り昆布

味 噌:自家製味噌

吸 口:青紫蘇


河崎千代美

Singapore料理家 ごはん屋マダム主宰・調理師・歯科衛生士

FBページ 

https://www.facebook.com/chiyomi.kawasaki.3