夏の模試結果
ある高校三年生が、大喜びした。
「努力した甲斐があった」
と・・・。
夏休み明けの実力テスト
努力が実ったと喜ぶ者がある一方で、
もう少し欲しかったと残念がる者も。
水野廣徳という軍人がいた。
日露戦争では活躍するも、
第一次大戦視察の後、
「如何にして戦争を避くべきか」
と、考えを改めるようになる。
そしていくつかの著作を残すも、
その内容から処分され、結果、退役する。
なんと・・・
記された内容は
十五年戦争(満州事変~太平洋戦争)敗北の結果を
見事に言い当てていた。
…早くからアメリカでは注目されており、
なんと伝単ビラ(米軍が空襲とともに撒いた早期降伏を促すビラ)にも引用されたという。
そうして、敗戦の2か月後に病死。
これどう思います?
もし、私であったなら…
言うべきことは言った
しかし、軍に疎まれ、去らざるをえなかった
そして、予想のとおり、国破れる
その姿を目の当たりにし、
忸怩たる思いのまま人生を終えた
その後、今なお、国内では大きく再評価されることもなく、
知る人ぞ知る・・・で終わっているのか・・・残念
こんなこと感じているだろうな。
ご本人がどう思われているか・・・
これほどの方なのだから、
敗戦に涙しつつも、きっと
信念に基づいて生きたと自負し、
己の人生には、納得されたのではないかと思う。
生前は、国から疎まれ、
死後も、知る人ぞ知る
・・・私は哀しい。
努力は裏切らない!
それは心の内なのかな。
周りの評価だとか、実益とか・・・
そっち方面では、
結果が出るまで努力する!
Never Give Up!
が正しい。
たかだか、テスト勉強を少ししたくらいで、
努力がどうとかこうとか…
水野さんの前では恥ずかしいよ。