養老温泉川の家①からの続き。
少し前の記事にも
書きましたが養老温泉と
貧困旅行記を自分なりに
考察してみたいと思う。
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貧困旅行記 (新潮文庫)
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文庫になってます。
本屋よりネットで注文の方が
確実かも知れないです。
この旅行記に養老温泉は登場します。
旅写真やエッセイが多数掲載されているが
養老(年金)鉱泉の項目です。
要約で書きます。
つげ氏が家族に
山奥に篭る話や田舎暮らしを
する話をするものだから
家族は相手にしなくなった。
いずれ訪れる年金生活を
見据えて都会暮らしから
逃れる為に千葉暮らしが
適当かと思い千葉の大多喜に
旅に出た。
昭和63年当時は
通俗的だったようだ。
多分その風景が今は
少し朽ち果てている
旅行記にあるホテルは
廃墟になっているし
割烹宿も良く見れば宿かなと
思う具合。
つげ氏は養老温泉街が
味気ないとかんじたようだ
宿探しに歩く。
「私はトンネルを抜けて
風景画の裏側に回ってしまったような
変な錯覚を起こしそうになった」
川の家以外の宿は
温泉街にある。
川の家だけが山を越えた
向こう側にある為に
変な感じになったようだ。
古ぼけた宿と
渓谷につげ氏は
自分好みの宿と思ったようです。
二階奥の部屋は
以前妻と宿泊した部屋だった。
つげ氏宿泊時は畳が傾く程の
ボロ宿だったようですが
流石に今はそれは無い。
「昔ながらの鉱泉宿」と
書いてある通りかと思います。
今時珍しい。
つげ氏は川の家を
何日も滞在しているように
寛いだようだ。
これは自分の好きな
作家さんの考察。
今現在の川の家も
当時とさほど変わっていない。
もてなしは無いと考えた方が良い。
おばあちゃん3人で
切り盛りしている宿である。
部屋もやや汚かったりします。
お茶請けのお菓子も無いです。
だけどそれが昔の鉱泉宿。
なのかな?

何故か暖簾が逆。
翌日には元に戻っていた。
風呂の時間は
朝6:00から夜23:00まで。
鉱泉なので短い入浴時間は仕方無い。

チェックインしてから
夜23時までは男湯が
洞窟風呂である。
湯気が凄い。
以前より明るくなっている。
前はもっと洞窟だった。
つげ氏もこの洞窟風呂を
気に入ったらしい。
風呂は小さい。
大人2人で限界です。