伊勢崎のこどもの森公園 に行ってから
ちょっと足を延ばして藪塚温泉に
行こうとした。
その時は臨時休業で
訪れる事が出来なかった宿
藪塚館に訪れました。
藪塚温泉は小さな温泉街。
温泉地の雰囲気は皆無と言って良い。
俺が初めて知ったのは
つげ義春さんの旅行記の一文。
それで藪塚を知った。
最初に訪れたのは10年近く前。
藪塚館だった。
鉱泉宿の雰囲気に触れ
鉱泉宿の良さを知った宿だった。
日帰り利用出来ない
同じ藪塚温泉の今井館 に
宿泊した事もあった。
温泉街の中には
スネークセンターがあったりするが
鄙びている温泉地。
大きなホテルのふせじまが
やけに目立つ印象。
因みにホテルふせじまでも
日帰り入浴は出来ます。
でも日帰り入浴なら
藪塚館の方が良い。
宿の玄関は普通の旅館。
何回か来た事があるけど
他のお客さんを見た事が無い。
宿泊棟。
ちょっと古い宿。
帳場はレトロ。
清潔にしている印象はある。
この時は事前に電話。
風呂を沸かしてもらってから
訪れました。
入浴料700円。
家族で男湯を貸し切り。
これは俺の経験上鉱泉宿に多い。
何故だかは分からないけど
鄙びた宿は家族貸し切りってなる。
ファンキーなマッサージ機を
横目に浴場へ行く。
下に数段下る感じですね。
洗面所。
男湯。
鄙びてる雰囲気。
貧困旅行記に出てきそうな佇まいだ。
人気が無くて
鄙びている古い宿に
訪れると時間が止まったような
錯覚を起こす。
この時も宿に入った瞬間から
時計の針が止まった。
男湯。
鉱泉宿です。
浴場は綺麗です。
男女を分ける
壁が低くタイル張りの
浴槽に目を奪われる。
今の時代になると
最早この浴槽も遺産的な
感じになりますよね。
脱衣所風景や壁の低さは
昔の宿の風情。
シャワーも温泉。
浴槽のカランは源泉の
蛇口がある。
捻ってみると
強烈な鉄サビのような匂いと
硫黄臭がする。
娘も慣れたもの。
掛け湯して勝手に入るように
なってしまいましたね。
湯はこの日は温め。
40℃無い位。
この方が長湯も出来るし
娘も安心です。
メタケイ酸の項目で温泉に該当。
加水なし、消毒なしという
藪塚では一番良い湯の使い方だと思う。
以前訪れた時に比べ
湯はちょっと濁っていた。
雨が降っているせいか…。
循環させている湯ですが
そもそも人が居ないので
湯は良いです。
ちょっと銭湯風なタイル絵。
馬車のタイル絵が渋い。
その上に配管するのも
凄いけど…。
家族で2時間弱入浴しました。
とにかく温まり肌がスベスベになる
良い温泉である。
因み女湯。
浴槽の大きさは男湯と
大差は無いです。
大人2人で満員。
女湯は床のタイルが昔のまま。
カランも温泉成分で茶色に
変色しています。
女湯も良いと思いました。
藪塚温泉は良い。
ふせじまはちょっと豪華で
自分好みでは無いけど
藪塚館、今井館の2つの宿は
今なお昭和な鉱泉宿の雰囲気を
残していて好感が持てます。
藪塚館は宿代も安い。
野鳥料理も有名な宿。
日帰りでは無く今度は
宿泊してみたい。
横から見る藪塚館。
いやタイプの宿です。
藪塚温泉 藪塚館。
住所 群馬県太田市藪塚町211
TEL 0277-78-2518