[薬局でもらったボールで乳児が窒息・死亡事故
日本小児科学会が傷害注意速報]
(あなたの健康百科 2011年9月14日)
(MT Pro 2011年9月8日 掲載)
日本小児科学会は9月6日、公式サイトの「傷害注意速報」で、直径
2センチのボールの誤飲による窒息で1歳8カ月の女児が死亡した事例を
掲載(日本小児科学会「傷害注意速報」)。
このボールは死亡当日に薬局でもらったものだとされている。
<直径3センチ以下のものは危険>
事例報告によると、2011年5月、夕食後食卓の下で遊んでいた1歳8カ月の
女児の「オエッ」という声で異物を飲み込んだことに気付いた家族が指による
摘出を試みたものの、摘出できず、救急搬送された。
病院で摘出後に確認されたのは、当日に薬局でもらった直径2センチのボール
だったという。
女児は死亡した。
同様の事例は過去にも報告されており(「傷害注意速報」No.3)、3歳の
男児が直径3.5センチのスーパーボールの誤飲による低酸素脳症で6カ月後に
死亡している。
この事例に対しては、同学会の「こどもの生活環境改善委員会」が次のような
コメントを出している。
・外表面がスムーズで、ある程度の大きさと弾力を持った物がいったん
喉頭部に嵌入すると取り出すことは大変難しく、このように不幸な状況と
なる。
・スーパーボールの大きさを直径45ミリ以上にする、あるいは
スーパーボールに通気孔を開けるよう規制する必要がある。
なお、一般的に市販されているトイレットペーパーの芯(直径3.9センチ)
程度の直径の物であれば、形状を問わず、小さな子供の口の中に簡単に入り、
気道異物による窒息を引き起こす可能性があるという。
救急蘇生法の情報サイトなどでは、そうした大きさの物は子供の手の届かない
ところに置くよう注意を呼び掛けている。
http://kenko100.jp/news/2011/09/14/2011091402