名城ビーチ満喫! | 風のブログ

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東京都墨田区から沖縄県糸満市名城へ移住し、
イヌたちとバイク、ヨットを楽しんでいます。
沖縄田舎暮らしをお届けします。
というか、自分のための備忘録です。

自宅から徒歩3分の「名城ビーチ」。
ナシロビーチは、戦後、沖縄県内初の「ビーチ」らしく、昭和の時代はかなり賑わっていたらしい。当時は海水プールがあり、乗馬やバーベキューが楽しめたので、海水浴場のなかった那覇の子供たちはバスに乗ってナシロビーチに来ていたらしい。なので沖縄南部の中高年層の知名度は高い。

しかしその名城ビーチは倒産し、平成の間は放置され、令和(2022年)になって跡地に「琉球ホテル&リゾート名城ビーチ」が開業した。

僕らが移住したのは2020年8月。ホテル計画はあったものの、工事の着工前だった。

当時はコロナ禍で、ビーチには人気がなく閑散としていた。と感じていたが、ホテルが開業し、コロナが収束してもビーチは閑散としている。

 

 

 

 

このブログにもさんざん書いているが、僕らは人混みや都会が苦手なので東京からここに移住した。駅やコンビニが近いのが”便利”なのではなく、歩いてビーチに行ける方が”便利”なのだ。

そんな僕ら家族には閑散としたビーチは、まさに天国だ。
犬たちをノーリードで遊ばせることができるし、春になるとモズク、アオサは取り放題だし、その日の天気と潮を見て、思い立てば5分後にはSUPで水上にいることができる。

 

 

 

 

生後2ヶ月、体重3キロで我が家に来て、現在6か月、19キロの結は、ここ名城ビーチで泳ぎを覚え、今や特技は遠泳だ。ビーチで放すと自ら海へ入り、散歩ではなく遠泳を愉しんでいる。

 

 

 

 

一昨年、雪国の長野県飯山市から移住したアフガンハウンドの陽菜もSUPに乗れるようになった。怖がりの性格だが、好奇心も旺盛な陽菜。波打ち際で水の中よりこっちの方がいいよと騙して板に乗せ、パドルで漕ぎ出すと、「おとぉ、騙したな」と文句を言っていたが、沖に出ると諦めたのか、板の上を歩き回って水中をのぞき込んだりと、それなりに洋上を楽しんでいた。

 

 

 

 

名城ビーチには人気(ひとけ)がないという素晴らしい利点に加え、誇るべきことがある。

それはウミガメのラグーンがあることだ。生体保護のため、場所は明かすことはできないが、人気がないので、亀気があるのだ。

この日もSUPの周りには大小4匹のウミガメが目視できた。

天気や潮によって、海のキレイさはずいぶんと異なるが、この日は最高だったね。

でも、ホテルができてから夜も明るくなって、マリンアクティビティの影響でウミガメやタマン、ガーラの数も少なくなっている。

 

政治と金のウラガネ問題よりも地球環境の悪化によるウミガメ問題の方が大切。

夜も明るくて安全と謳う都市の町より、月や星で明るい田舎の方がいい。

でも、田舎の人は近所にコンビニやカフェがほしいという。

都市住まいの人は、リゾート生活に憧れるという。

ないものねだりだね。

日々充足して生きるには、捨てることも諦めることも大事。

取捨選択して、自分にとって必要なものがあればいいんだよ。きっと。