先日、北山通りでは京都マラソンが行われていました
朝からサロンの前も、ランナーさんが駆け抜けて賑やかでしたよ。
ついつい、サポートされている沿道の方々のほうを応援したくなっちゃうのは、なんでかなぁ。
みなさまなら、走る方、応援する方、運営する方、どれに興味がありますか
こちらの天使のたまごたちは、〝応援する方〟・・・なのかな
遅くなりましたが、このお話も今回で完結、読み解きもいつものようにくっつけております。
お客さまへのアロマトリートメント中に私に伝わってきたストーリー
蝶々天使(ちょうちょてんし)~第一夜~
蝶々天使(ちょうちょてんし)~第二夜~
蝶々天使(ちょうちょてんし)~第三夜~
蝶々天使(ちょうちょてんし)~第四夜~
の最終話をどうぞ。

蝶々になった天使のたまごは、初めて人間の死の瞬間を目にしました。
(人には命に限りがあるんだ・・・。それなら、今私にできることは・・・。)
蝶々になったたまごは、兵士の遺した写真を眺めながら、天国での授業を思い出しました。
世界にはさまざまな国があり、文化があり、分かり合おうとする人々も、憎しみ合う人々もいるということ。
そして、蝶々は傷ついた羽根をひきずって、ふたたび空へ舞い上がりました。
地理の勉強が得意だった天使のたまごには、写真の場所がすぐにわかりました。
辺りは静かで、子供の遊び声も、家族の会話さえ聞こえてきません。
季節の花がぽつぽつと咲く小さな庭を横切り、蝶々はふらふらと一軒の家に近付きます。
そこで力尽きた蝶々は、その家の前に倒れ込みました。
すると、その家の扉が開き、水差しを持った初老の女性が顔を出しました。
庭に出ようとしていた女性は、足元の一匹の蝶々に目を止めてしゃがみこみます。
「あら、こんなところにちょうちょが・・・。」
そして、ぼろぼろになった羽根を見た女性は、全てを理解しました。
「ちょうちょさん、あなたはもしかして・・・、戦地から来たの?」
戦地から飛んできた蝶々が、自分に伝えようとしていることは息子の死だと、彼女はすぐに悟りました。
「あの子は、大切な一人息子だったのよ。」
傷ついた蝶々の羽根に、庭で摘んだ薬草を塗り込みながら、初老の女性は話しかけます。
「でも、あの子は逝ってしまったのね、私を置いて・・・。」
ひとりごとのように語られる言葉に、蝶々になった天使のたまごは耳を傾けていました。
「それでも・・・、よかったわ。あの子が最期に見たのが、かわいいちょうちょさんで。」
女性の目から、ひとすじの涙が流れました。
「きっと、こんな不毛な争いは、いつか終わる・・・。そう、終わらせなきゃね。」
女性がそう言った瞬間、蝶々の体はふわりと軽くなりました。
蝶々は、いつの間にか愛らしい天使の体に戻っていました。
空の上から、天の神様の声が聞こえます。
「あなたは、人の心を癒しました。心の平和は世界の平和につながります。あなたは今日から一人前の天使ですよ。」
愛らしい天使の右側からは、大きな体をした天使の声が聞こえます。
「よく頑張ったな。」
左側からは、小柄でころころした天使の声が聞こえます。
「さぁ、一緒に帰ろう。」
3人の天使は、しっかりと手をつないで、空を仰ぎました。
天使たちの体は、大きな空へ吸い込まれるように、ゆっくりと大地を離れました。
大きな体をした天使が胸を張ります。
「一人前になったからには、これからは全部自分で責任を持たなきゃな。」
小柄でころころとした体躯の天使がうなずきます。
「それなら、これからは一人立ちしなきゃいけないよね。」
頭にりぼんをつけた愛らしい天使が微笑みます。
「だけど、一人前っていうのは、自分のことも仲間のことも大切にできるっていうことじゃないかな。」
3人の天使は、仲良く手をつないだまま天国へ戻っていきます。
「ありがとう。私たちの大切な人たち。」
天使たちが地上を振り返ると、その景色は、来た時とはまるで違う風景に見えました。
彼らの頭上では、ドーナツのような丸い雲がみっつ、新米の天使たちを待ち構えています。
おわり
一人前になった瞬間、って覚えていますか?
私は・・・、ちゃんと思い出せません
例えば、初めて就いた仕事でいうと。
無我夢中で働いているうちに、てきぱきとこなせるようになって、そのうちに後輩が入ってきて、指導する立場になっていた・・・。
みたいな、いつの間にか感。
「あなたは今日から一人前ですよ。」
と言われるのではなく、気付いたらかなり進んでいた、という継続の積み重ね。
でも、もし、誰かに褒めてもらったら、太鼓判を押してもらえたなら、それは自分だけの卒業証書になるのです
このおとぎ話の読み解きとしては、やはり「天使」が大きなキーワードになります。
「天使」が運んでくれているのは、〝あなたの願いがもうすぐ叶いますよ〟というメッセージ。
しかも、その願いは、人生を変えるような大きくて尊いもの。
Yさんが待ち望んでいた理想や憧れ、それが実現する可能性を、天使がいち早く示してくれています
日常を丁寧に見回してみれば、自分にしか見えない鍵が、もう近くにありそう。
その一方で、「ちょうちょ」は何を表しているかというと、それは〝新しい表現方法〟です。
〝今までと違う考え方をしてみる〟〝心の在り方を変える〟ことで、それは具現化されていきます。
さなぎがちょうちょとして、いつか姿を変えるように、大きな空へ羽ばたいていくチャンスはすべての人にある
今回のストーリーの場合は、天使のたまごがなんと!3つも。
三足のわらじ(Yさんおしゃれだから、パンプスということで・・・)を日替わりで履きこなして、自由に駆けるYさんの姿が目に浮かびます。
最近、お客さまの施術をして、お話を見せてもらっていて感じるのは、登場人物が何人もいるストーリーを持つ方が多いなぁということ。
それが、自分を応援してくれる仲間や家族の存在を表していることもあります。
そして、別の読み解きとしては、自分の中に棲むあらゆる表情を見せてくれているとも解釈できます。
たくさんの横顔を持ちながら、それぞれの使命に自らの意志で動いていく。
息をするように自然に。
人生がステージだとしたら、表現方法はたくさんあっていい。ミュージカルでも演奏でも、バレエでも歌舞伎でも
もしくは、まだまだ未知なる魅せ方もあるかも。
現代の女性の持つエネルギーはすごいですものね
せっかくなので、「鷲」と「蜂」が内包するポイントも読み解いてみると・・・。
「鷲」は、〝自信を持って自由を謳歌する〟
「蜂」は、〝人と自分を比べず生きる〟という意味があります。
大きなたまごと小さなたまご、そして愛らしいたまご。
一人一人が仲間に見守られながら、なりたい自分を叶えたように。
私たちの試行錯誤な毎日も、いつの間にか前へ進み、誰かを勇気づけたり、勇気づけられたりしているのでしょうね。
自分の中に棲む天使と一緒に
ただ、私にお伝えできるのはここまで・・・
香りとトリートメントから浮かび上がるおとぎ話、今回もお付き合いくださり、ありがとうございました。
次は、あなたの心の中に眠る物語かもしれません・・・
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恐れ入りますが、コチラをお読みの上、ご予約いただければ幸いです。