蝶々天使~第四夜~ | 雨の日も晴れの日も・・・~アロマとあなただけの童話~

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心に雨が降る日も、日差しが眩しい日も。
アロマとハーブで体と心のケアをさせていただく、傘のようなサロンです。
ご希望の方には、施術中にお客さまから伝わってきた、世界にたったひとつのフェアリーテイルをお伝えしています。

 

先日、お友達とデパートへバレンタインチョコ探しへ行って来ました♡

 


ある理由からチョコレートが食べられない私(←チョコレートと偏頭痛参照)に代わって、たくさん試食をしてもらっちゃったりして。

 


おかげで喜んでもらえそうな逸品が見つかりました。

 




そんな心優しいYさんは、実は今回のストーリーの持ち主さん。


Yさんの生きる空の上から、3人の天使が輪を描いて、覗き込んでいるのかも昇天

 

 

 

それでは・・・

 

 

お客さまへのアロマトリートメント中に私に伝わってきたストーリー

 

 

蝶々天使(ちょうちょてんし)~第一夜~

 

蝶々天使(ちょうちょてんし)~第二夜~

 

蝶々天使(ちょうちょてんし)~第三夜~

 

 

の続きをどうぞ。

(ストーリーシリーズ、今までの目次はコチラ

マイフェアリーテイルコースについては、コチラをご覧くださいスマイル











その頃、蝶々になった天使のたまごはある国にいました。

 


蝶々になったたまごは、飛び交う弾をひらひらと避けながら決意を固めていました。

 


(この綺麗な姿が兵士さんたちの目に止まれば、もうこんなこと止めてくれるはずだわ。)

 


蝶々になったたまごが降り立った国は、武力紛争が起きている場所だったのです。

 

 



小さな蝶々は、右から左へ飛び回り、紛争を止めさせようと必死です。

 


「なんだこのちょうちょ、邪魔だな。」

 


「どこから来たのか知らないけど、目障りなやつだ。」

 


ある一人の兵士が撃った弾は、可憐な蝶々の羽根を掠めました。

 


一羽の蝶々はよろめき、気を失ってしまいました。

 

 



そこへやって来たのは、鷲の姿をした天使のたまごと、蜂の姿をした天使のたまごでした。

 


「おい、しっかりしろ。」

 


「大丈夫?まだ負けちゃだめだよ。」

 


仲間の声に、蝶々の姿をしたたまごはハッとしました。

 


「ありがとうみんな。私、心が折れそうだった。」



蝶々はひらりと身を起こし、もう一度戦禍に立ち向かっていきました。

 


鷲と蜂は、ただただその勇姿を見守っています。

 

 



(お願い。争うことはもうやめて。)

 


そう願いながら、蝶々の姿をした天使のたまごは武器を持つ兵士の前に立ちます。

 


流れ弾にいくつ当たっても、蝶々は何度も舞い上がり、兵士に何かを訴えようとしています。



けれど、弾に当たり続けた蝶々はついに飛べなくなり、ふらふらと地面へ落ちていきました。

 


ぼろぼろの羽根をかすかに震わせて、蝶々はつぶやきます。

 


「もうだめ…。私は一人前の天使になんてなれない。」



その時、ぐったりとしていた蝶々の体がふわりと持ち上げられました。





「あぁ……。こんなになってしまって…、かわいそうに。」

 


その声は、横で倒れ込んでいた、一人の傷付いた兵士のものでした。

 


息も絶え絶えの兵士は手を伸ばし、蝶々を掬い上げていたのです。

 


兵士は、息をするのも辛そうな様子でした。

 


彼は、蝶々を載せた手とは逆の手を胸ポケットに入れ、そこから何かを取り出しました。

 


それは、彼の故郷の写真でした。



「最期に・・・、かわいいちょうちょと会えて、よかった…。」

 


写真を見ながらそう言うと、兵士は静かに息を引き取りました。







つづくまど