先日、お友達とデパートへバレンタインチョコ探しへ行って来ました![]()
ある理由からチョコレートが食べられない私(←チョコレートと偏頭痛参照)に代わって、たくさん試食をしてもらっちゃったりして。
おかげで喜んでもらえそうな逸品が見つかりました。
そんな心優しいYさんは、実は今回のストーリーの持ち主さん。
Yさんの生きる空の上から、3人の天使が輪を描いて、覗き込んでいるのかも![]()
それでは・・・
お客さまへのアロマトリートメント中に私に伝わってきたストーリー
の続きをどうぞ。
(ストーリーシリーズ、今までの目次はコチラ
マイフェアリーテイルコースについては、コチラをご覧ください
)
蝶々になったたまごは、飛び交う弾をひらひらと避けながら決意を固めていました。
(この綺麗な姿が兵士さんたちの目に止まれば、もうこんなこと止めてくれるはずだわ。)
蝶々になったたまごが降り立った国は、武力紛争が起きている場所だったのです。
小さな蝶々は、右から左へ飛び回り、紛争を止めさせようと必死です。
「なんだこのちょうちょ、邪魔だな。」
「どこから来たのか知らないけど、目障りなやつだ。」
ある一人の兵士が撃った弾は、可憐な蝶々の羽根を掠めました。
一羽の蝶々はよろめき、気を失ってしまいました。
そこへやって来たのは、鷲の姿をした天使のたまごと、蜂の姿をした天使のたまごでした。
「おい、しっかりしろ。」
「大丈夫?まだ負けちゃだめだよ。」
仲間の声に、蝶々の姿をしたたまごはハッとしました。
「ありがとうみんな。私、心が折れそうだった。」
蝶々はひらりと身を起こし、もう一度戦禍に立ち向かっていきました。
鷲と蜂は、ただただその勇姿を見守っています。
(お願い。争うことはもうやめて。)
そう願いながら、蝶々の姿をした天使のたまごは武器を持つ兵士の前に立ちます。
流れ弾にいくつ当たっても、蝶々は何度も舞い上がり、兵士に何かを訴えようとしています。
けれど、弾に当たり続けた蝶々はついに飛べなくなり、ふらふらと地面へ落ちていきました。
ぼろぼろの羽根をかすかに震わせて、蝶々はつぶやきます。
「もうだめ…。私は一人前の天使になんてなれない。」
その時、ぐったりとしていた蝶々の体がふわりと持ち上げられました。
「あぁ……。こんなになってしまって…、かわいそうに。」
その声は、横で倒れ込んでいた、一人の傷付いた兵士のものでした。
息も絶え絶えの兵士は手を伸ばし、蝶々を掬い上げていたのです。
兵士は、息をするのも辛そうな様子でした。
彼は、蝶々を載せた手とは逆の手を胸ポケットに入れ、そこから何かを取り出しました。
それは、彼の故郷の写真でした。
「最期に・・・、かわいいちょうちょと会えて、よかった…。」
写真を見ながらそう言うと、兵士は静かに息を引き取りました。
つづく![]()
