風の丘に立つ君へ~第一部・後篇~ | 雨の日も晴れの日も・・・~アロマとあなただけの童話~

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心に雨が降る日も、日差しが眩しい日も。
アロマとハーブで体と心のケアをさせていただく、傘のようなサロンです。
ご希望の方には、施術中にお客さまから伝わってきた、世界にたったひとつのフェアリーテイルをお伝えしています。




先日、今年初ホタルを玄関先で見つけましたキラキラ


わぁーい!!と思って、スマホのカメラを起動してパシャッとやってみたのですがはい、チーズ!フラッシュの光に照らされたホタルはただの虫状態・・・汗☆


急いで家の中に入って、デジカメを手に玄関に戻ったら、ホタルはいなくなっていました。


いつか、ブログに綺麗なホタルの姿をアップしてみたいなぁ・・・。
アルファさ~ん、ホタル撮りに来てくださいいぃ・・・


毎年チャンスは必ずあるので!自然に感謝しながらチャンスを待ちたいと思いますbubble*





さて、こちらも自然とともに生きる女の子のおはなし・・・。


大変お待たせしてしまっていて、かずなさんごめんなさい土下座






それでは、お客さまへのアロマトリートメント中に、私に伝わってきたストーリー木

風の丘に立つ君へ~第一部・前篇~


の続きをどうぞうふふ










「風の声が聞こえない・・・」


少女はさみしそうにつぶやきました。


今日は、風の音もしなければ、頬を優しく撫でていく風の気配さえも感じません。


丘の上で立ち尽くす少女を、ナナだけが不思議そうに見ていました。





次の日も、その次の日も、そのまた次の日も、丘の上は無風でした。


「これじゃあ、何もわからないし、町のみんなに何も伝えられない…。」


少女は、自分にできることが何もなくなったように感じて落ち込みました。


そんな彼女の足元に、ナナがすり寄ってきます。


少女はその場にしゃがみこみ、ナナの背中をなでながら言いました。


「ナナ、私、どうしたらいいの?風の声が何も聞こえないの・・・。」






『風の声?それってなあに?』


突然足元から聞こえてきた声に、少女は驚きました。


「ナナ!あなたしゃべれるの?」


ナナは、少女の足元に寝そべって、うーんと伸びをした後、こう続けました。


『風の声を聞かなくても、もうわかってるんじゃない?』


ナナの声は、軽やかに少女の耳に飛び込んできます。


「わかってるって、何を?」


『本当は、あなたが風だったのよ。』


「わたしが風・・・。」


考え込む少女に、ナナの声が確かに響きます。


『そう、あなたが風。だから、あなたの声を聞いて、みんなが救われるの。』






少女は、風の声が聞こえなくなったわけがわかったような気がしました。


明日が晴れなのか、曇りなのか、それとも雨が降るのか。


その雨が冷たいのかあたたかいのか、どんな音がするのか、しないのか。


今なら少女には、その全てが手に取るようにわかります。


家族や友達、町の人々の笑顔、喜ぶ表情、困難に立ち向かう姿・・・、たくさんの瞬間が、彼女の心に次々に浮かびました。


「ナナ、わたし、やっとわかった!」


少女の呼びかけに、ナナからの返事はありませんでした。


それもそのはずです。


いつの間にか、丘の上の大木の木陰へ移動していたナナは、すやすやと眠っていたのですから・・・。









第二部へつづく流れ星