少し前の時代まで、核兵器の脅威が身近なものとして感じられており、ノストラダムスの大予言もある意味支持されていたような時代、近い将来、地球が破滅するのではないかと多くの市民が漠然とした危機感を持っていた。
そういう空気のなか、さまざまな近未来空想小説が作られ一部が映像作品として登場した。その代表的なアニメ映像作品として「未来少年 ・ ・ ・」というものがある。私は幼稚園、小学校低学年時に、再放送をテレビで幾度か観た記憶がある。
今回のブログのテーマは「未来少年を考察する」ということで、この未来少年を再度、視聴しながらその世界観など、平成のこの時代から振り返って考察してみたいと思っております。
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未来少年を考察する #47
第23話「太陽塔」後編
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いよいよ、ラオ博士が中心となり、太陽エネルギーの復活に向けて作業が開始されております。
遠く宇宙からエネルギーを転送するシステムそれが、太陽塔が受信機として機能を果たす、太陽エネルギーシステムなのである。
多くの人たちが、宇宙から降り下りてくるエネルギーを待ちわびている。
太陽エネルギーの復活のために、委員会のメンバー(科学者)がラオ博士の指示のもとに働いている。
宇宙に浮いてゆくえ不明となっている太陽エネルギーの宇宙衛星を復活させるのである。
ついに、太陽エナルギーステーションが捕捉されました。
3次元レーダーにも捕えらた。
太陽エネルギーステーションの衛星です。地球の周回軌道をまわっていたのでしょう。宇宙空間で小隕石などの被弾も受けず立派に機能していたということです。
この三角塔が宇宙からのエネルギーを受け取る受信機の働きをするように造られているのです。
宇宙ステーションが捕捉されました。
太陽エネルギーの転送がはじまります。
エネルギーが光の束となり下りてきました。
太陽塔の復活です。
太陽塔のすべての機能が復活しだしました。
何十年前のドライブインにあったような、食べ物の自動販売機を彷彿させる風景です。
三角塔にすべてのエナルギーがいきわたり、光輝いています。
地下住民のリーダーが、住民に呼びかけます。太陽塔が復活しエナルギーがあるうちに、インダストリアからの脱出の準備をしよう。みんな協力してくれ!
ラオ博士が太陽エネルギーの復活を委員会のメンバーと喜びます。
これで、新しい出発ができます。
しかし、恐ろしいエネルギーだ、1時間でこれまでの1年分のエネルギー量を優に超えている。いまになって分かりました。太陽エネルギーは愚かかな私たちには手に余る力です。まして、レプカなど。。。
ラオ博士:
いや、誰の手にもあまる怪物なのです。ついに世界を破滅の淵にまで追いこんでしまった、しかも、私はこれを作った科学者グループの一員なのだ。5つの大陸を沈め、数十億の人類を殺し、数万種の動植物を絶滅させた超磁力兵器はこの太陽エネルギーがなくては出来なかった。つぐないようのない責任です。
太陽エネルギーの光と影。。。
インダストリアとともに海に沈んで役目を果たすべきことを語る。
三角塔のすべてにエネルギーがいきわたり廊下が動き出す。階段が自動化される。コナンとジムシーは面食らう。
太陽塔を復活させたラオ博士がラナとコナン達をある部屋へ案内する。なんにもない大きなドーム状の部屋である。
ここは三角塔の公園なんだよ。。。
ラオ博士がリモコンで操作をすると。。。
三次元映像が映し出され、大きな平原のなかにコナン達を連れていく。
さまざまな映像が映し出され。
まるで本物と寸分くるわない大自然の世界を作り出す。
しかし、すべてまがい物なのである。
ラオ博士が語る
ここに映し出されたものはすべて幻にすぎない。
この塔は21世紀の科学の粋を集めて建設された太陽の力を我がものにし、人間の必要なものすべてを作り出すことができると考えられていた。しかしすべてが愚かな幻だった。
この公園の景色のように、あり余るエネルギーをもてあそび、挙句のはてにあの大変動を引き起こしたのだ。そしてこれを作ったものはみんな死んでしまった。。。
この塔は最後の役目をはたして海に沈んでいく。。。それが一番ただしい。
人間は太陽の恵みをうけて、植物をそだて、そして動物を育む、人間はその自然のなかでこそ、のびやかに生きていくことができるのだよ。。。と。。。
そんな中、ダイスが、コナンとジムシーを脱出のための船を引き揚げる作業をするために呼びにきた。。。張り切ってインダストリアから脱出する準備に取り掛かる。。。
つづく。
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まきむく通信