旧日本帝国海軍の戦艦が終戦末期の日本の沿岸で、爆撃を受け沈んでいる。水深の深い場所でないところで沈んでいるので、艦船は、無残な姿をしばらく晒すこととなった。そんな映像がたくさん残っております。
先日より、未来少年を再考するというテーマで、記事を書いておりますが、第1話に描かれている残され島の戦艦の遺構。なんだか、見たことのあるような感覚がありますよね。
この写真は、呉沖に沈んだ戦艦日向 (伊勢型戦艦の二番艦)。戦艦日向は、戦中に後部甲板を航空空母として改修されて、航空戦艦となった戦艦なんです。
これが、未来少年コナンにでてくる戦艦の遺構。
ちょっと古めかしい形状。
先ほどの、日向よりもこの戦艦の方がより似ていると思われる。
戦艦榛名(金剛型戦艦の三番艦)この戦艦も呉沖に停泊中に、米爆撃機によって沈められた。この終戦末期になると日本本土の航空防衛能力もほとんどなくなり、米爆撃機に容易に日本本土への侵入を許してしまう事態となっていたのです。
金剛型戦艦 「金剛」「比叡」「霧島」「榛名」のこの4艦が建造された。日本の戦艦としては、比較的初期に建造計画され、当初は装甲巡洋艦としての位置づけだったため、船名が、国名でなく、山の名前が付けられている。
<旧帝国海軍の船名のつけ方>
戦艦 国名
空母 竜、鳥など。。。将棋の駒でいう飛車角となる。
重巡洋艦 山
軽巡洋艦 川
駆逐艦 気象
潜水艦 いろは、番号
金剛型の榛名は、金剛型戦艦の最後の生き残りとして、燃料の補給がままならないまま、呉の対空防御砲台(浮き砲台)として呉港付近、江田島にて防衛戦闘し大破着底した。
日本海軍の主要作戦のほぼ全てに参戦し、幾度も損傷を受けながらも生き残り、四姉妹の中で唯一終戦を迎えたという戦艦なのです。
同じく榛名の写真。
さきほどから、さらに時間が経過して植物が生え茂ってきた様子。。。まさに、未来少年のイラストそのものである。モチーフになったのは、この榛名に断定!間違いなし。
おまけ、
同じく、呉港にて大破着底した、空母 天城。
軍艦天城は雲龍型航空母艦の2番艦。天城の艦名は、静岡県伊豆半島の中央にある天城山に因んで名付けられている。搭載航空機や燃料がなく、出撃機会のないまま、呉軍港で待機しているところに、空襲にあい呉港にて大破着底。
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まきむく通信