逃げた戦争犯罪者 | 大益牧雄・木工轆轤(ろくろ)の世界

大益牧雄・木工轆轤(ろくろ)の世界

京都・味土野の大自然に包まれて 黙々と作品を生み出し続ける 木工轆轤師・大益牧雄。 味土野での生活風景を交えながら ひとつひとつ手間隙をかけた作品を紹介します。

※当ブログは代理人が大益氏から原稿を受け取って更新しています。

 前号の続きです。

 この文章の最后に伊藤氏は「今日の憲法解釈は、人権を平民だけの権利とはしていない。だが外国人の権利は限定的であるべきだとの通念は広く根強くある。戦争放棄を享受するだけの護憲論はおめでたい。」と書いています。しかし私から見れば、日本の戦争犯罪の最高責任者である昭和天皇ヒロヒトを日本人自身が裁けなかったことから「日本人」は「人」になれなかったのだろうと。そして、それは今も続いているのだろうと。