大益牧雄・木工轆轤(ろくろ)の世界

大益牧雄・木工轆轤(ろくろ)の世界

京都・味土野の大自然に包まれて 黙々と作品を生み出し続ける 木工轆轤師・大益牧雄。 味土野での生活風景を交えながら ひとつひとつ手間隙をかけた作品を紹介します。

※当ブログは代理人が大益氏から原稿を受け取って更新しています。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはFC2ブログ「大益牧雄・木工轆轤の世界」から引っ越しいたしました。
味土野の様子、氏の考察などを配信させていただきます。

引っ越し前の記事は以下にてご確認ください。
http://omasumakio.blog86.fc2.com/

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 2月以来、5ヵ月ぶりに味土野の家に行ってきました。2月にはまだたっぷりと雪に埋もれていました。家までの道には鹿が崖を崩して大きな砂利がごろごろしており、脚をかばいながら歩くのに苦労しました。
 猪や鹿用の柵は雪で倒れ、鹿が入り込んで自由に走りまわっていました。蕨や外国から来たダンヂノボロギクだけが残っており、他は殆ど食われてしまっています。
 さて、この柵を修繕できるでしょうか。元気な時でさえ大変なのに、体力が落ちている現在、できるかどうか不安です。

 前々回、「国旗損壊罪法」は戦前の天皇に対する「不敬罪」と同じだと書きました。
 2026年7月6日の毎日新聞に作家の温又柔(おん ゆうじゅう)氏が「日本語の住人」で書いています。彼女は台湾人の父母のもと日本で生まれ育ちました。
 「『日本の国旗』であるはずの日の丸が昔の台湾でも、そこかしこで翻っていた。もちろん台湾が日本の植民地だったからだ。」「自分自身が台湾人という理由だけではない。戦前の軍国主義の象徴だった事実を忘却したまま、戦後も日本の国旗然とする日の丸を無邪気に振り回すことが、私にはとてもできない。」
「事実を忘却したまま」とは日本の戦争戦中を一切検討しようとしない政治家や日本国民の大勢だろう。
 さらに彼女は書いている。
「脳裏に、ある場面がふとよぎる。コッキケイヨーと命じられたのに、私を含む他の子どもたちのようには私語を慎まず、厳かな雰囲気にものまれず、ふざけていた同級生の男の子たちが教師に殴られた瞬間ことだ。」
 ちなみに彼女は1980年生まれです。
「法の名の下に『国旗を大切に思え』と国家が市民に強いるようになったとしたら? まさに『戦前』のようでないか?」
 ほぼ3カ月、連載を休みました。理由は以下の通りです。
 3月1日、朝7時に便所へ行こうとして、台所で足を滑らせて転倒。首の骨を折り、翌日に救急車で運ばれて入院しました。入院は1.5ヵ月強に及びました。また、首の固定用の首輪は3ヵ月半になりました。首を前に倒してはいかんと言われました。やっと首輪がとれ、首は自由になりました。まだ首の痛みは残っていますが、なんとか動かせるようになりました。この間、通院や買い物を友人たちに何度も助けてもらいました。
 しかし、入院中に左脚の膝の水を抜く手術をしてもらったのですが、何度かそれが痛くなったりで困っています。脚に筋力をつけるのにやりすぎると痛くなります。運動の仕方の程度がよくわからないのです。しかし、徐々に首も膝もよくなっているのは確かのようです。

 ご無沙汰していました。3カ月ぶりに味土野便りを再開します。休んでいました間の話は次回にまわします。
 今はサッカーのW杯で賑わっています。しかし不気味な映像をテレビで観ました。W杯の日本人サッカー選手が羽田を出かけるときに、日の丸の鉢巻きをし、その横には寄せ書きが書かれた大きな日の丸の旗がありました。思わずあっと「勝ってくるぞと勇ましく」と口に出そうになりました(戦後生まれの私ですが)。戦後間もなくのことだったら、内外から抗議が来たことでしょう。この映像を見た、戦争を経験した日本人やアジア人は、なんと感じたことでしょう。こんな感想を言っても、メディアが取り上げることはないでしょう。日本人のメンタリティは、戦争に行く時もスポーツで行く時も80年至って変わっていないように感じられます。
 国際サッカー連盟(FIFA)は「平和賞」を設け、トランプ大統領にそれを授与しました。積極的にパレスチナ、ベネズエラ、イランに戦争を仕掛けた人間に。またトランプはイランの出場を邪魔しようとしたりしています。
 さらに、前回の開催国カタールではW杯開催決定後、約5000人の出稼ぎ労働者が死亡したと報じられていますが、検証はありません。まるでヒトラーがオリンピックを宣伝に使ったのと一緒ではないでしょうか。そして醜悪なのは、FIFAがまるで手下のようにトランプにすり寄ったことです。金と権力が牛耳っていると言われるFIFAがよくなることはあるのでしょうか。W杯が終わっても検証されることは期待できそうにありません。
 今、日本では日の丸の損壊罪を成立させようとしています。しかし、この法律は戦前の天皇への不敬罪を思い起こさせます。つまり、権力にいっさい逆らうなということです。法律自体を議論することもできなくなるでしょう。
 ちょうど今、毎日新聞(2026年6月21日、22日、23日)で、日本兵の沖縄での住民虐殺を連載しています。
お知らせします。
大益さんが3月2日に怪我のため、急遽、弥栄病院へ入院いたしました。
勝手ながら、しばらくの間、ブログをお休みさせていただきます。
なにとぞよろしくお願いいたします。