ご無沙汰していました。3カ月ぶりに味土野便りを再開します。休んでいました間の話は次回にまわします。
今はサッカーのW杯で賑わっています。しかし不気味な映像をテレビで観ました。W杯の日本人サッカー選手が羽田を出かけるときに、日の丸の鉢巻きをし、その横には寄せ書きが書かれた大きな日の丸の旗がありました。思わずあっと「勝ってくるぞと勇ましく」と口に出そうになりました(戦後生まれの私ですが)。戦後間もなくのことだったら、内外から抗議が来たことでしょう。この映像を見た、戦争を経験した日本人やアジア人は、なんと感じたことでしょう。こんな感想を言っても、メディアが取り上げることはないでしょう。日本人のメンタリティは、戦争に行く時もスポーツで行く時も80年至って変わっていないように感じられます。
国際サッカー連盟(FIFA)は「平和賞」を設け、トランプ大統領にそれを授与しました。積極的にパレスチナ、ベネズエラ、イランに戦争を仕掛けた人間に。またトランプはイランの出場を邪魔しようとしたりしています。
さらに、前回の開催国カタールではW杯開催決定後、約5000人の出稼ぎ労働者が死亡したと報じられていますが、検証はありません。まるでヒトラーがオリンピックを宣伝に使ったのと一緒ではないでしょうか。そして醜悪なのは、FIFAがまるで手下のようにトランプにすり寄ったことです。金と権力が牛耳っていると言われるFIFAがよくなることはあるのでしょうか。W杯が終わっても検証されることは期待できそうにありません。
今、日本では日の丸の損壊罪を成立させようとしています。しかし、この法律は戦前の天皇への不敬罪を思い起こさせます。つまり、権力にいっさい逆らうなということです。法律自体を議論することもできなくなるでしょう。
ちょうど今、毎日新聞(2026年6月21日、22日、23日)で、日本兵の沖縄での住民虐殺を連載しています。