戦争中にアメリカの空襲を受けた被害者たちが国に賠償請求を求めています。国は元兵隊には恩給として与えています。国と契約があったからと。他の国民は「受忍」、つまり我慢すべきだというのです。彼らの運動に対して〈金が欲しいのか〉〈恥を知れ〉などの中傷が送られてきているとのことでした。
何年前のことでしょうか。安倍晋三首相に呼ばれて、由紀さおり姉妹やEXILE、お笑い芸人たちがほいほい出かけて、目の前で歌を歌ったりしていました。それを断った芸能人はバッシングを受けていました。権力にほいほいとついてゆく人間を、私たちは信頼できるでしょうか。おそら く権力が変われば、その権力にも媚びてついてゆくのでしょう。
日本人の多くは「軍部に巻き込まれただけ」と言いますが、中傷を送った人間たちのように自分で考えない「お上意伝」の強い人間が、戦争中も積極的に戦争を煽り立てた人たちでしょう。そんな人間は、これからも出てくることでしょう。