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テレビ番組「ベストヒットUSA」の1コーナー「大いなる伝説」。

マドンナの若い頃のエピソード。

率直で赤裸々に綴られていて毎回楽しみにしている。


「マドンナ 父との再会」


<デパートの真向かいのダンキンドーナツでアルバイトを始めたが、8時間働いて1日50ドル。

 毎日働くわけではないので、月に千ドルにもならない。

 これでは授業料も満足には払えない。

 マドンナはミシガン大学時代に少し経験したことのあるヌードモデルの仕事を始めた。

 これなら一日100ドル近く稼ぐことができる。>


人を外見で判断してはならない、

そう言いつつ判断している。

誰もが見た目でまず自分の価値規範で判断する。

それは良いとしてもなお、
美人かどうかでこうも違ってくるものか。

ドーナツ店とヌードモデルで給料は大きく異なる。

マドンナがもし美人でなかったら
コネもないニューヨークの生活は続けられただろうか・・・。
レディ・ガガがまたスキャンダラスな話題で賑わせている。

酒の飲みすぎともいわれる原因で激太りらしい。

おいらの好きなアーティストは、
どこか世間の感性とは異なるナイーブな人間が多い。


モネやルノアールなんかよりゴーギャンの絵が好き。

彼と同居していたこともあるゴッホも悪くない。

自分の耳の一部をカットしてしまう、
ゴッホの心を病んだエピソードは有名。

先日テレビでそのゴッホの人生を、
彼と弟との手紙のやり取りを元に再現した番組を見た。

弟との手紙のやり取りから彼の孤独な一生を知り、
番組をみて何ともいえない気分になった。

ただ、晩年のゴッホの絵に感じたのは、
彼の人生とは正反対の躍動感に満ちた作品たち。

彼の内心に鬱積しているものを爆発させたかのようにみえた。


唯一にして最大の理解者であったゴッホの弟。

売れない画家の兄のために手紙を交換し続け、
また経済的な援助もしていた。


ゴッホが30代で孤独に耐え切れず自らの命を絶ち、
兄の死後にゴッホの評価が高まる皮肉を嘆く弟。

その弟も兄のあとを追うように直後に亡くなる。

最後の手紙でもゴッホは援助してくれている弟に対し、
経済的に無理をしているのではないかと心配を伝えている。

せめてゴッホの絵が彼の生存中に
世間から認められていたら・・・・。


もしレディ・ガガがアルコールや麻薬で死んだら、
どんな記事が出来上がるのだろう。

エイミー・ワインハウスとは異なる生命力を持っていることを、
ガガは前作のアルバムで示した、と思っている。

が、激太り報道をみるとまだ彼女は、
内心の弱さとの葛藤が続いているのかもしれない。

ゴッホやゴーギャンの絵やエイミーの曲は、
彼らの人生とは別物として好き。

でも、作品の背景にあるものを知ってしまうと、
どうしても余計な主観が混じってしまう。

そういった見方は深みが出るのかもしれないけど、
おいらはまっさらな気持ちで接した作品の印象を大切にしたい。

人の心を打つアートと商業的成功との両立、
決してトレード・オフとは思わないけど難しい。
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テレビ番組「ベストヒットUSA」の1コーナー「大いなる伝説」。

マドンナの若い頃のエピソード。

率直で赤裸々に綴られていて毎回楽しみにしている。


「マドンナ 父との再会」


<1978年7月、マドンナはミシガン大学を中退し、ニューヨークへとやってきた。

 20歳になる1ヶ月前、まだ歌うことは念頭にない。

 目標は現代舞踊の頂点、踊るスターになることである。

 全米1,2のもっとも有名な先生の授業を受けられるようになったが授業料は高い。

 親の援助も受けないマドンナは、ゴキブリの巣のような安アパートに住みながら
 生活費も授業料も稼がなければならない。>


マドンナはセクシーな女性だと思う。

80年代のビデオをみて今でもそう思う。

ただ、それだけにポッと出てきた歌手だとばかり思っていた。

彼女のエピソードを知るにつれ、
そんなイメージはいともあっさり吹っ飛ばされた。

親のすねをかじることなく授業料を自分で稼ぎながら
夢を追うマドンナに頭が上がらない。

ましてや20歳前の若い女性が、
ゴキブリの巣に住みながら・・・・