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読書が大好きなんですが、
最近読んでいる本。
「超」入門
失敗の本質
日本軍と現代日本に共通する
23の組織的ジレンマ
こちらの本を読んでてね、
やっぱり茶道って日本文化の集大成だと
つくづく思いました。
いい意味でも悪い意味でも
茶道=日本なんですよね。
この本は有名本、
「失敗の本質」を初心者向けに
わかりやすくといている本です。
つまり日本的な失敗とはどんなものか?が
書いてあります。
第1~7章まであるのですけれど
まず第1章で書かれている
日本に足りてないこと。
「戦略性」
これはマーケティング界の有名すぎる
森岡さん(USJを起死回生させた方)
も全く同じことを説いていらっしゃって、
森岡さんの本を読んだときも
「茶道だ・・・・・」って
感想を抱きました。
日本人は民族的に
尋常じゃない努力が出来ること、精神論に結び付けがち、
細部を磨きすぎて大局が見えない傾向になりがち、
だそうです。
経験として学んだことを、一点突破して全面展開させていくことが
得意なんです。
これほんと茶道に通じていて。
茶道も最初は型をひたすら覚えていって、
それを体得し、しまいには型が出来過ぎて
そこから
脱皮する、つまり所謂、守破離(←この言葉知らない方はググってみてね。)
がお家芸。
下記本から抜粋です。
「日本軍の猛特訓・猛反復による精強さはある種、日本のサムライ、
武士の日本刀と剣術稽古にイメージが重なります。
猛訓練により反復し、気が遠くなるほど稽古を繰り返すことで、やがて本人が
身体でワザを覚えていくようになる。
再度には「型をマスターすることで型から離れ」て剣術の達人となっていく。」
戦略を考えずに、ひたすら戦術を磨いて、
偶然的に戦略に当たるようなものを見つけて
それを全面的に展開させて勝利する、というやり方なんですよね。
ただこれの欠点は再現性がないこと。
戦後の日本の電機メーカーが
アメリカに敗れたのもここが原因と言われています。
ひとつのアイデアを洗練させていくことが得意なんですよね。
これもまた茶道に通じるところです。
ただお茶を飲むだけのことをあそこまで洗練させられるって
驚嘆だと思います。
でもだからこその弱さも。
ゲームのルールを変えられるようなことに
とても弱い。
前提条件が崩れたときに、新しい戦略を策定出来ないのが
弱みと記載されています。
そして
・目標のための組織ではなく、組織のための目標をつくりがち
・異質性や異端を排除しようとする集団文化
これもまた現代の茶道に通じるものがあると思います。
茶道は文化だから失敗がどうこうではないですが、
別の意味で日本人を学ぶ一端として
茶道ほど最適なものはないんではないだろうかと
考えさせられた本でした。
ご興味ある方は手にとってみてください。
今日も素敵な1日を。
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