聖火リレー
4/1に長野県の聖火リレーを走った。2年前に応募して、コカコーラのスポンサー枠で野沢温泉村に割り当てられ、1年の延期を経て無事に行われたと思うと、感慨深さもあった。ただ、コロナ禍のこの状況で、増して自分の今の立場で言葉を発することについてはどうしても重さがある。オリンピックとの付き合いについては、98年以前からの長い月日に思うところがありすぎて、消化しきれずにいたが、野沢温泉で快晴の中、ウエアを着てトーチを手にして走った感想は、思いのほか楽しかった。ということ。ソルトレークの開会式、入場の際のスポットライトの眩しさや、2本滑り終えたゴールでの温かい歓声に、滑りのひどさを忘れて、というか、拭って、手を振った時の感覚、その時のキラキラした空気?光と、あの野沢温泉でトーチを片手に走り?歩き?抜けた感覚は同じだった。私の聖火リレーライブストリーミング私は19年の選手生活の中、5回のオリンピックを挑戦することになったが、あり得ない処遇を受けながらも、会社を辞めてまでしてチャレンジを続けてしまったのは、今思うとあの光にもう一度触れたかったのかもな?と、ふと聖火リレーを走っていて感じざるを得なかった。動画で観てくれた人たちや来てくれた家族友人が、思いの外楽しんでくれたり、若見えしたとか言われたのは、おそらく選手として出たオリンピックで受けた感覚を私があの時に体現していたからなのではないかと思えてならない。たったの200m、2,3分のトーチランだったが、オールアウトした感じで、終わって数日神経が上がったまま落ちてきてくれず、試合の後みたいな感覚に驚いた。あぁ、選手だったんだなと今更ながらに思った。ちなみにチームコカコーラだった私はトーチを無償でいただきました。無償でない方々も多いようだったからとてもラッキーでした。