池上秀畝-生誕150年-展 | ただ、過ぎに過ぐるもの

池上秀畝 生誕150年 

於:練馬区立美術館

 

日本画家の

池上秀畝-1874-1944 ついては 

これまで作品展に行ったことはなく

知識もそれほどありません

 

唯一、15年ほど前

目黒雅叙園『渡風亭』『秀畝の間』にある

彼の天井画と欄間絵を観たときに

精密だけれど力強い絵だと感じたことを

覚えているだけです

 

そこで、現在開催中の

生誕150年を記念する作品展に行って

改めて鑑賞してきました

 

私もよく知る日本画家の

菱田春草 1874-1911

時代の先をゆく革新的で斬新な絵を描き

『新派』と称されているのに対して

同時代を生きた池上秀畝

伝統を重んじ写生に基づいた作品が主流で

『旧派』に属していると言われています

 

が、今回、作品を鑑賞して

高精細画人と言われるだけあって

描写力の素晴らしさに圧倒されましたが

同時に斬新で力強く躍動感漲る絵も多くあり

『旧派』の枠に収まりきれないものを

素人なりに感じました

 

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印象に残った作品

秋 雨 

 (帝国美術院第13回美術展覧会出品)

 

 

新派の菱田春草との比較で

秀畝の旧派としての代表的作品とされる絵

『この時代に私も生きていた! 』

と、なぜか、タイムスリップするほど

懐かしさを覚えました

秋 晴(秋色)(1907作)

 

*写真は全て

絵葉書とネットからコピーしました

 

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