こんにちは!
管理栄養士/上級食育アドバイザーの板垣好恵です。
食文化発信WEBマガジンumamiのくにからにて連載中のコラム、
「心とカラダを育てる食卓」
今月公開の記事はこちらです↓
朝食は大切だとわかっていても、朝は時間がなくて毎日バタバタ。
洗濯などの朝のルーティン家事に自分の身支度、
さらには子どもを起こして着替えやトイレのサポート、髪を結んであげて荷物をととのえて・・!
そんな中、朝食にかけられる時間ってたくさんは取れないというご家庭が多いのではないでしょうか?(我が家はまさにそうです笑)
だけど!おろそかにしてほしくないのが朝食。
「朝だから軽めでいいや~」と、食べさせやすい(そして子どももよく食べる)菓子パンで毎日の朝食を済ませてしまっては、
子どもは栄養不足になってしまいますし、心とカラダの成長にとってもよくありません。
では、子どもにとっての朝ごはんって、どんなメリットがあるのでしょうか?
「ご飯を食べてエネルギーチャージ!」だけではないのです。
実は、学力や運動とも関係があることがわかっているんですよ
今回の記事では、子どもの発達と朝食についてご説明していますので、乳幼児をお持ちのパパ・ママだけでなく、
学童期のお子さんをお持ちの親御さんにもぜひご覧いただきたいです。
私がスムーズな朝食のために心掛けていることは、
①前日のうちにある程度のメニューを決めておく
②すぐ食べられる使いやすい&栄養価の高い食材をストックしておくこと
③野菜は温野菜にして作り置き
です。
例えば前日の夜にお味噌汁をつくったら、翌日の朝分までとっておく。
ご飯も多めに炊いておく。
夜ごはんのおかずが余れば朝食にまわして1品にするし、
余らなければ「卵」「納豆」「しらす」など使いやすくて栄養価の高い食材でメニューを考えておきます。
野菜は蒸しかぼちゃや茹でブロッコリーを作り置きしておくとパパっと添えられて便利ですし、
果物は色々な種類の果物をストックしておくようにしています。
(みかん、バナナ、ぶどう、柿、りんご、キウイなど)
なんといっても果物は調理不要なのですぐ食べられますし、ビタミン&水分補給源です。
子どもも食べやすいので食欲のスイッチを入れるきっかけにもなりますよ。
食パンの買い置きがあるときは、
それに合わせるおかずを前日になんとなく思い浮かべておきます。
パンだけだとバランス朝ごはんとしてはNGなので、たんぱく質食材や、ビタミン・ミネラル源となる食材を組み合わせて。
こんな風にかくと「難しい・・・!めんどくさい・・・!」と思われがちですが、
栄養バランスをととのえる手軽な考え方も、記事内でご紹介しています。
具体的な方法は、そちらをご覧になってみてくださいね。
朝ごはんを食べない「欠食」に関して、オトナと子どもの圧倒的な差は
「栄養不足になりやすいかどうか」です。
例えばオトナの場合は、1食でたくさんの量を食べることができるし、朝食を抜いても間食をとるなどの自己コントロールができるので
意識すれば栄養不足にはなりにくいです。
しかし子どもの場合は?
胃の容量が少なくて1食で食べられる量も多くない。
朝食欠食分を、残りの昼食・夕食でカバーしたくても量をたくさん食べられないので難しいです。
しかも、食品を買ったり料理を作ったりというのができる年齢になるまでは
「親から与えられた食環境」に依存するしかないので、朝食分をどこかで補う、という自己判断もできませんよね。
これらのことから、朝食を抜くことへの影響は、オトナに比べて子どものほうが大きいのです。
時間をかけてしっかり作る!という意識ではなく、
「カラダが喜ぶ朝ごはんを、手軽に、無理なく習慣にする」
ことが大切だと思っています。
少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです
vol.3 学力にも影響?朝ごはんの役割
記事はこちら
・朝食の役割
・朝食と学力、体力の関係
・朝食メニューの考え方
・簡単おすすめ朝ごはん
今月のうまみレシピ
【しらすとしめじのふわふわ卵丼】
しめじのうまみ成分:グルタミン酸
×
しらすのうまみ成分:イノシン酸
でうまみUP!
(レシピはコラム内にあります)
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管理栄養士*板垣好恵
食の専門家ユニットFood Ring代表
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