生と死に答えはないのか?~「破裂」最終回感想~ | oliveのドラマ帳~風に吹かれて~

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朝ドラ「スカーレット」から、連続ドラマの感想を、
ひと味加えて、自分味に料理します。
ゆるりとご試食くださいませ♪

『世にも奇妙な物語』 が放送される日に、

かぶせてきたのか?


終わり方が、『世にも奇妙な物語』っぽく、

視聴者に問題提議させる終わり方でしたな。


その時が来たら・・・自分なら?

家族なら?


「破裂」最終回感想を♪



画像はお借りしました。


老人が増えつづけ、

それに伴う諸々のことで国の財政が破たんするからと、

藪から棒に殺していいとは思えないが!!

佐久間(滝藤賢一)は、

その藪から棒のことをしようとしている!?


治験者のひとりが突然死(心臓破裂)で亡くなり、

動揺する他の治験者。


マニュアル通りに!?騒ぐ治験者には、

隔離病院に入院してもらう!

いつの間にか殺人計画になっているーーー!


この人(佐久間)

どうしても安楽死法案を合法としたいようだ。

そのためには手段を選ばない。

表の顔は介護福祉業者で裏の顔は掃除屋(殺し屋)

モロ師岡を使っての悪事。


香村先生(椎名桔平)がモロ師岡に連れ去られ、

生き埋めにされる寸前で佐久間が助ける。

どうやら、モロ師岡の独断だったようだ。


ちなみに、原作では、香村先生は、

殺され方は違うけど、この段階で殺されたはず。

※原作では主役者じゃなく、どちらかといえば悪役ですからね。


医者として患者を救う『生』を選ぶ香村先生。

官僚として日本を救うために老人を『死」へと導く佐久間。


違ってるように見えても、結局は似たモノ同士なんのだ。

どっちも自分が思う正義。


その正義が正しいかどうかなんだよね。


香村先生に佐久間さんにもなれなかった男。

厨先生は、治験者の死で、

自分がやってきたことの現実を知り、耐えらずに自殺。

まぁ、佐久間が仕向けのだけど・・・

彼もまた『生』を救いたいと思う医者だったってことだ。


自由死法案成立を前にして、佐久間の悪事が暴かれる!

警察に、モロ師岡との関係をリークされ、

補助金不正受給で逮捕されるーーーー!!


その前に、政治家先生を前に大演説。

日本のこれからを危惧しての大演説。

が・・・政治家先生たちは、佐久間を見捨てる。


そして誰もいなくなった。

忠誠を誓ったように見えた部下も去り、

残ったのは香村先生だけ。


ギリギリに精神状態の佐久間。

いつものようにフリスク?大量の薬を噛もうとして倒れる!

心臓麻痺じゃなくて脳卒中で倒れる。


頭をしっかりしているのに身体は麻痺してしまった佐久間。

なんて皮肉なんだ。

ぴんぴんポックリできない寝たきり状態になってしまった。


殺してくれ!と訴える佐久間に、

頭を使え!

お前が絶望した未来を見届けろ!


原作では佐久間は、逮捕された時、

閉じ込め症候群になり、意識や記憶は完全なのに、

四肢麻痺して、しゃべることもできない状態になってしまう。

ドラマ以上に・・・皮肉なことに・・・


原作は、あくまでも自分の感想なのだが、

佐久間は完全なる悪者として描かれていたように思う。


それに対比するのが、ドラマには登場しない人・・・

どっちかといえば厨先生寄りの人かな。

原作最後は希望を残して終わっている。


厨先生は心が破裂したが、

厨先生寄りの人は、破裂しかけた精神を、

社会復帰へとの希望を残して終わった。


だが、ドラマはどちらでもない終わり方へと。


副作用の改善に全力で挑み、

その光が見えた香村療法。


その光に、老人たちが集まってきた。

『生』を求めて集まってきたのかと思いきや、

先生・・・死なせて・・・・と。

『死』を望む人もいる。


『生』『死』

皆が同じ考えではない。

十人十色。

自身、家族の思いもそれぞれ。


それに対して医者としてできること。

国としてできること。


是非とも・・・頭を使え!


医療モノだけではなく人間ドラマ、家族ドラマとしても

魅せてくれましたな~

ドラマ『破裂』として堪能させてもらいました好


作中の中の映画『ノガミ』が見たいっすよきゃー

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