ヒーローには、正義のためなら見返りも期待せず
身の危険も厭わない戦隊ヒーローのような存在もいれば、
世の中を変えてやる!正義感の強い男だったが、
デスノートを手に入れ、自ら神となりダークヒーローへと。
ヒーローの境界線とは?
やっていいこと、悪いことの境界線なのだろうか。
さて、このドラマ主人公石川刑事(小栗旬)は、
果たしてヒーローなのだろうか?
子供のころ、多くの子供が憧れるヒーローモノになりたいと
思わなかった少年。
彼の場合の正義感(ヒーロー)は、
世の中を変えてやる!ことでも、見返りを期待しない
強い思いでもなく、自分を信じることなのではないだろうか?
兄の突然の自殺。
ただ真実が知りたいという思い。
残されたものの痛み。
このドラマを観る前に、録画にて、『ロング・グッバイ』なる
ドラマを視聴した。
その中で語られた言葉が、このドラマとかぶる。
自分を信じることを信じる相手に、
ただその身一つもって・・・
その身一つをもって権力者に立ち向かおうとする石川は、
ヒーローの境界線を越えて怪人となるのか?
「BORDER」7話感想を♪
今話のタイトルは『敗北』
大物政治家の息子がひき逃げ事件を起こす。
目撃者もいて、事件の解決は早いと思われていたが、
お決まりの、事件が揉み消しとなる。
大物政治家さんが『掃除屋』なる者に、
その名のとおりに事件の掃除を依頼。
その掃除屋さーーーーん!
目が離せぬカリスマ性。
内田裕也とトヨエツを足して2で割ったような風貌。
思わず、ググってしまった
今話は、石川刑事(小栗旬)と掃除屋(中村達也)の
ガチンコ対決が見事だったわ~
強い光の射す石川。
その光の濃い影となる掃除屋。
二人の境界線が見事だった。
その境界線の紙一重も上手く表現されていた。
結局は、大物政治家のアホ坊は海外へ高飛び。
その事実に!境界線を越えて非道なリンチをしようとする
石川を止めたのが、上司であり、情報屋であり、ハッカー。
境界線を越えれば、自分に返ってくると知っているから。
だから、止めたんだよね・・・と信じたい。
だから、罪を逃れたアホ坊も、自分のやらかしたことは
返ってくる。
そんな世であってほしいものだ。
完全なる敗北。
だが、救いのある敗北であってほしい。
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