拓人の選択~「僕のいた時間」最終回感想~ | oliveのドラマ帳~風に吹かれて~

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朝ドラ「スカーレット」から、連続ドラマの感想を、
ひと味加えて、自分味に料理します。
ゆるりとご試食くださいませ♪

昨日、最終回を終えた「チームバチスタ4螺鈿迷宮」は、

冒頭であらすじを紹介でしたが、

「僕のいた時間」の場合は、

講演の依頼は受けた拓人(三浦春馬)が、

今までのあらすじを語り、次なる覚悟を語る展開でしたね。

この場面は、拓人役の三浦春馬くんの熱演で

最終回の見どころ、泣きどころ・・・

実際に自分も泣いたけど泣


あらすじもどきを語らせるのなら、

3話での医師との会話を挿入させればよかったのに・・・

と思った。

病気を告知され、誰にも病気のことを告げれない拓人が、

病院で、人工呼吸器をつけた人を見てしまう。

そこで、医師に感情をぶつける拓人。

自分で身体を動かせないんですよね!

食べられないんですよね!しゃべれないないんですよね!

機械で息しているんですよね!

何にもできないのに意識だけははっきりしてるんですよね!

それで生きているって言えるんですか!!

病気が進行する前の拓人の本音。

このセリフがあるからこそ、

今回の拓人の選択まわりの人との関わり、

繋がり、愛情にグッとくる。

そして、この時の医師の答え。

ALSが進行して、たとえ身体が動かなくなっても

一人ひとりの生き様は違います。

みなさん、自分の人生を生きていらっしゃいます。

そう、すべての問いは、この3話にあり、

その答えは最終回にあった、


「僕のいた時間」最終回感想を♪



画像はお借りしました。


死にたいわけじゃない、生きるのが怖いんだ。

どうしていいのかわからなくなった拓人は、

雨の中、一人彷徨い倒れる。

病院に運ばれる拓人(三浦春馬)


生きる気力を失くしつつある拓人に、

まわりの人が生きる希望を与える。


頑張っている拓人が、まわりに勇気を与えていることに

講演の依頼を受けて気づくって展開かな・・・


最終回なんで、シゲ先輩(斎藤工)とも和解です苦笑

先輩なんて、お前一人の身体じゃないんだから。

なんて言ってます。

うんうん。そうだよね。

自分一人で生まれて生きているわけじゃない。

誰しもが、自分一人の身体じゃないんだ。


だけど、身体は自分のモノと思ってしまう。

今までも何度も覚悟を決めてきた。

だけど、今出来ることに目を向けることで生きていると思えたが、

筋肉が動かせなくなくなったら生きていると実感できるのか?

怖い・・・


病気になって、自分自身にも素直になり、

家族とのわだかまりも解け、友達、先輩や

となりにいてくれる彼女・・・

人のあたたかさを知り、愛情も信じられるようになった。

自分の持っている幸せに気づかせてくれる。

どんな状態になっても愛とぬくもりで包んでくれる。

僕が生きてるいるだけで生きがいを感じてくれる人々。


僕が僕であり続けるために支えてくれるのは、

僕のいた時間。


生きる覚悟を決め、新しい目標を見つける拓人は、

人工呼吸器をつける選択をする。


しゃべれなくても、食べられなくても、

今を生きる選択をする拓人。


身体が動かなくなっても、一人ひとりの生き様は違う。

医学部を目指し勉強し合格。

今、伝えられることを伝え、社会との繋がりを感じ、

自分を通して勇気を持ってもらえるように講演を行う。


そして、メグと結婚。

人工呼吸器の選択をしてから3年後。

再び砂浜に埋めた3年後のお互いへのメッセージ。


そこには、お互いに、隣にいてくれてありがとう。


今、生きている。


病気でなくても、ひとり一人の生き様は違う。

自分の置かれた状況で、どのように精一杯生きるのか。

それは、家族だったり、友達だったり、恋人だったり、

そんなことも考えさせられるドラマだった。


頑張るってことは、ダサイことでも恥ずかしいことでもない。

今を生きるていると実感できることだと思う。


春馬くんの渾身の演技、弟くんのすっとぼけ演技、

毎回、イラっとしたり、クスッとしたり、泣いたり、

ホームドラマ、恋愛ドラマもちゃんと描けていて

面白かったです好


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