「赤ちゃんが生まれた後に出てくる胎盤は、食べるのが良いのです☆」
と言うと、初めて聞いた方には、引かれます...（汗）
出産直後に胎盤を口に入れる、舌の裏に載せる、又は食べる、というのは、実は古代からあった伝統なのです。（ほとんどの国で消えてしまいましたが...）
それもそのはず、出産直後に、胎盤を口に入れる（又は食べる）ことによって、産後の出血がすぐに止まったり、子宮の回復が早くなったり、母乳が出やすくなったり、疲労回復が出来たりすることは、古代人は知っていたのですね。（動物は本能で知っていますね。）
「でも、さすがに、生では食べれないわ～！！」
と言う方には、私はカプセルを作っております。
カプセルにした胎盤は、長期保存が可能です。
産後に胎盤を食べることで、次のような効果があると言われております。
● 出産後の出血を早期で止める（悪露をしっかりと出し切る）
● 母乳の分泌促進
● 疲労回復（自分の体が吸収しやすいビタミンB6及び鉄分が補給出来る）
● 産後うつ病の予防（ホルモンのバランスを自然に調整）
産後だけに限らず、下記のような効果もあると言われています。
● ストレスや情緒不安定を予防
● 生理前や更年期において、ホルモンのバランスを調整
● 性欲増進
● 健康な肌（美肌効果）、髪、爪の育成
胎盤を食べることなんて、これっぽっちも考えていらっしゃらない方でも、念のために、病院から持ち帰って、冷凍庫へ保管することを強くお勧めしております。
産後、いざとなって、母乳がなかなか出ない、ストレスや寝不足でイライラ、極端に涙もろくなってきた、うつっぽくなってきた...
なんていうことがあった場合、解凍して、カプセルにすることが可能です。
6ヶ月以内でしたら、全く問題はありません。
「念のために、冷凍しておいて良かった！」
という方が結構いますよ。
「胎盤、持ち帰っておけばよかったー。」
と、後悔してしまわないように、念のために、是非、持ち帰って下さい。
結局、全くトラブルがなく、胎盤をカプセルにする必要がなかった場合、若木の側に埋めて、その木と子供の成長を見守ってあげる、なんていうのもいいですね。
庭がない方で、近所の公園の木の側に埋めた方や、シドニーのBotanic Gardenの景色が良いスポットにある木の側に埋めた方もいらっしゃいましたが、犬やキツネに掘られそう...？
庭がない場合は、大きな植木鉢を使えばいいと思います。
9ヶ月間、赤ちゃんに栄養や酸素を送っていた胎盤。
赤ちゃんのすぐお隣で一緒に成長してきた胎盤。
病院で、ただ単に危険廃棄物として、捨てられるのでは、なんだかもったいない、というか、可哀想過ぎる感じがします。
胎盤サービスにおいて、よくある質問をリストアップしてみました。
● 何個のカプセルが出来上がりますか？
胎盤のサイズによりますが、90～180個です。
● いつから飲み始めるべきですか？
産後、出来るだけ早ければ早いほど良いです。
産後3日目が、ホルモンのバランスが一番崩れる時ですので、それまでに摂取し始めることをお勧めします。
● 1日に何個摂取するのですか？
基本は1～2粒を3回ですが、体調に合わせて調整出来ます。
食事中でも、食後でも、空腹時でも、いつでもOKです。
2週間は連続で飲み続け、2週間後は、体調に合わせながら、数をどんどん減らし、摂取を止めます。その後は、体調次第で摂取を再度開始してもOKです。
● 病院からどのようにして胎盤を持ち帰るのですか？
バースプランに「胎盤を持ち帰る」ことを、はっきりと表記し、そのバースプランを病院に提出して下さい。
病院は、ビニール袋を2重にしたものに胎盤を入れてくれます。（それをプラスチック容器に入れてくれる病院もあります。）
胎盤は持参のアイスボックスに入れて、パートナーさんが持ち帰り、冷蔵庫に保管してして頂きます。（すぐにカプセルにしない場合は冷凍して下さい。）
胎盤は、本人のものです。病院が持ち帰りを拒否することは出来ません。
● どのような流れでカプセルを作るのですか？
私が、ご自宅へお伺い、台所を2時間使用させて頂きます。使う器材（消毒済み）は、全て私が持参します。
連続で2日間お邪魔させて頂き、2日目には出来上がります。
使用前、使用後は、キッチンシンクやベンチを消毒致します。
● 副作用はありますか？
自分の体が作った胎盤なので、副作用やアレルギー反応はありません。
● 胎盤は老廃物が溜まっているのではないのですか？
妊娠中にタバコを吸っていた方や、その他のドラッグを使用されていた方の胎盤は老廃物や毒素が多い為、摂取することが出来ませんが、普通に健康的な妊娠生活をされていた方であれば、胎盤に極度の老廃物や毒素が溜まることは、まずありません。
尚、HIVやB型肝炎をお持ちの方は、残念ながら、胎盤を摂取することは出来ません。
● 帝王切開でも胎盤は持ち帰れますか？
持ち帰れます。バースプランにはっきりと表記しておいて下さい。
● ベジタリアンなのですが...
カプセルはゼラチンではなく、植物性のカプセルを使用しております。
尚、胎盤は、いわゆる、「内臓肉」になりますが、別に動物を殺した訳ではないので、ベジタリアン（べーガン）フレンドリーです。
尚、肉を長期食べなかった方でも、反応はありません。（自分の体ですから...）
● カプセルは冷凍できますか？
出来ます。解凍は冷蔵庫で行って下さい。
残ったカプセルは更年期になるまで冷凍庫へ保管することをお勧めします。
● パートナーが摂取することも可能ですか？
一応、ご本人だけ、ということにしておりますが、興味津々のパートナーさんが数粒飲んだ、という話もよく聞きます。やはり、似たような効果（疲労回復、性欲増進、ストレス予防）があるそうですが、さすがに乳は出ません！
パートナーさんにとっては、自分の体が作ったものではないので、アレルギー反応が絶対に出ないとはいいきれませんので、ご自分の責任で判断して下さい。
胎盤カプセルにご興味のある方は、こちらの詳細をご覧下さい。
尚、余談ですが、胎盤は立派な内臓肉。
レバーとして、レバーパテ（プラセンタパテ！？）を作ったり、他のひき肉と混ぜて、ボロネーズソースやハンバーグを作ったりすることも可能なんです！ 料理がお好きな方は、こちらの摂取方のほうが良いかも、ですね。
食べた方曰く、
「止らないほど、とっても美味しい...」
だそうです。
それもそのはず、プラセンタには、自分の体が作ったハッピーホルモン、又はラブホルモンとも呼ばれているホルモン（正式名：オキシトシン）が豊富に入っているのですよ。
うつ病や性欲増進に効くのも、この為なのでしょうね。
もちろん、母乳分泌に必要なのも、このオキシトシンです。
奥深い、胎盤。
念のために、冷凍庫へ...