冷え性 | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

こんばんは、セラピスト&ドゥーラのエイミーズのりこです。


マッサージをしている最中に、「手が温かいですね~!!」とよく言われることがあるのですが、確かに私の体温は高めです。

ただ、お客様の体が冷えている場合、余計に私の手が温かく感じることもあります。


いろんな国籍のお客様を触らせて頂いているのですが、やはり冷えている方が多いのは、日本人なんです。

冷え性とは、ただ単に手足だけが冷たいのではなく、手足が冷たいのは、あくまでも「結果」であって、それ以前に体内(臓器や血液)が冷えていて、その冷えという症状が手足にも現れている、というものです。

女性の場合、もちろん、子宮や卵巣といった臓器も冷えています。

お風呂、足湯、リフレクソロジー、マッサージ、お灸、分厚い靴下、等で、ある程度、一時的に温めることは可能ですが、やはり外側から温めるだけでなく、中からも温める必要があります。


中から温めるとは... 


つまり、血の質を良くし、血の流れを活発にすることです。

この両方を行わなければなりません。



「私って冷え性かしら?」

と思った方、


基礎体温の平均(低温期も高温期も含めて)が36.5℃以下の方や、低温期で基礎体温が36.0℃以下になる方は、冷え性だと思って頂いて結構です。

基礎体温を計っていない方は、手足が常に冷える、とか、靴下なしでは眠れない、いうことであれば、冷え性です。


今日は、冷え対策のあれこれをご紹介します!


お風呂に入る、とか、運動をするとか、当たり前の冷え対策は、あえて省いて、あまり知られていない冷え対策をご紹介です!



① 動物性脂肪分を食事に増やす

冷え性の方では、動物性のものをあまり食べない方が多いですね。
低脂肪なものばかり食べていると中から冷えていきます。

体温はエネルギーです。エネルギーには燃料が必要です。
ボ~っ!!!と燃える燃料が必要ですよ。

お勧めは、ダックオイル、ラード、バター、ギー、といった脂肪油です。
特にダックオイルは、食べ続けると体が燃え始めます! 

もちろん、動物性の脂肪油を使用する場合、質にこだわる必要があることは言うまでもありません。
出来るだけオーガニック。 出来なくても、せめてGrass-Fed、Free range、Hormone-free、Antibiotic-freeのものを。

質の良い動物性脂肪油が手に入らない場合や、動物はちょっと...と抵抗のある方は、せめて脂の多い魚や、質の良い卵を大いに食べて下さい。

冷え性だけど、魚も、卵も避けたい...という方は、ナッツや種を、かなりの量で毎日食べる必要があります。


② 骨汁を飲む

私達の血は骨の中で作られています。
動物の骨で作った骨汁(骨スープ?)は、私達の骨が必要としているミネラルがたっぷり含まれています。
これをそのまま塩コショウ(+レモン汁)で飲んでもいいですし、味噌汁や野菜スープのベースとしてもいいですし、他の料理に使ってもいいし...

体が欲しがっているもの(特にミネラル栄養分)は、美味しい!と体が感じるように出来ています。

ラーメンが美味しい!!!と思うのも、豚骨スープとか、ミネラルたっぷりのスープが美味しいからなんですよね~☆

骨スープを作るときは、必ず、少量のお酢を入れましょう。
お酢を入れることによって、骨の中までからミネラルが出て来ます。
そして低温で長時間かけて作りましょう。


③ Cayenne Pepper、ターメリック、ニンニク、ショウガを積極的に料理に使う。

これら全て一緒に使うと、カレーっぽくなりますね...(別々に使っていいのですよ!) 
本格的なカレー(加工食品のルーとかでなくて)を食べると汗がでるのもこの為ですね。
お茶には、ショウガを積極的に入れましょう!


④ 早寝早起き

冷え性の原因の一つに、自律神経の崩れ、があります。

自律神経が乱れるのは、ホルモンのバランスが崩れているからです。
ホルモンバランスが整えられる午後10時から午前2時までに深い眠りについていないと、ホルモンバランスはどんどん崩れていきます。
せめて午後10前には寝ているようにしましょう。


⑤ 仙骨を温める

腰の真ん中にある、平べったい骨が仙骨です。
ここを温めると、足が温かくなります。
カイロでもいいし、パートナーさんの手でもいいので、仙骨がポカポカするまで温かいものを当てましょう。
私は、基礎体温が低温期の時、旦那の手を借りています。ベットで既に熟睡しているポカポカな旦那の手を無理やり私の仙骨に置いて、温まりながら、私も寝ます。生きたカイロがいて感謝感謝~☆


⑥ 朝食は温かいものを

朝起きてすぐにお水とか、グリーンスムージーとか、ジュースとか、コーンフレークに冷たいミルク、なんていうことでは、冷え性への道まっしぐらです。(コーンフレークは加工食品ですし...)

朝は白湯、又はハーブティーがお勧めです。

お腹が空いているようなら、Big Breakfastを食べましょう。
私は、卵、アボカド、緑野菜(バターとニンニクで炒める)が典型的な朝食です。

そうです、朝からニンニクですよ~!!(口臭は、最後にパセリをモグモグよく噛んで食べるとなくなりますよ☆)


⑦ 爪マッサージ

自分で簡単に出来るのが爪マッサージ。
手足の指の爪の付け根の両サイドを、モミモミしてあげて下さい。(注意!薬指だけは揉まないで下さい。)
5~10分間ほど、よ~く揉んだら、数分後には、手足がポカポカしてきますよ。
自律神経やホルモンのバランスを整える効果もあります。(免疫力アップの効果も!)


⑧ 日光にあたる

紫外線が気になって、日光に当たらない方が増えましたね。

太陽の赤外線は体を体内から温めます。

紫外線が気になる方は、長袖でもいいですから、とにかく日光にあたることをお勧めします。

ビタミンDのことも考えると、本当は、保湿クリームや日焼け止めクリームも何もつけていない状態の肌で、じかに日光に当たるのが良いのです。

どうしても紫外線のある太陽はイヤ!という方は、せめて、ビタミンDの多いバターや魚の肝臓(煮干とか小さな魚だと肝臓も食べれますね)を食べて下さい。

ここで注意していただきたいのは、バターは、太陽を浴びた草を食べた牛のものでなければビタミンDは含まれていません! 
草でなく、穀物を食べていた牛のバターはビタミンDなんてこれっぽっちも入っておりません。

乳製品が嫌な方や乳製品アレルギーの方は、オーガニックのギー(バターをゆっくり温めて出来上がる油)をお勧めします。ギーは物質的には、もはや乳製品ではありません。

動物性のビタミンDは植物性のものとは違い、吸収性も良いし、冷え性対策にもなるんですよ。

ビタミンD不足が圧倒的に女性に多いのは、紫外線を怖がっているからだと思いますね。(抗酸化物質を普段から多く摂っていれば、紫外線で簡単にシミになることもほとんどありません!)

ビタミンDのサプリメントを飲む場合、動物性のものでないものは吸収性が悪いので、動物性のものにしましょう。

余談ですが、ビタミンDは、ガン細胞をやっつけるナチュラルキラー細胞を活発にしてくれるので、ガン予防でもあるんですよね~!

ビタミンDが不足しているかしていないかは、血液検査で分かります。(ビタミンDも計って欲しいことを言わないと項目に入れてくれません。)

定期的に血液検査をして、チェックしてみましょう☆



そして、運動をする、というのは一番大きな冷え対策ですが、あまりにも当たり前過ぎるので、あえて説明しませんでしたが...


運動は、ウォーキングでも、なんでもいいのですが、とにかく、ポカポカしてくるような運動ですね。

ストレッチとかヨガとか室内系のものは、かなりハードなものであればいいのでしょうが、冷え対策にはあまりならないかな~、と思います。

お勧めの、室内系の運動は、コアマッスルを鍛えるピラティスです。

コアマッスルが鍛えられていると、体内温度も高くなるんですよ~☆

冷え性の方で、腹筋トレーニングが苦手な方は、少しずつ、コツコツとやっていきましょう!



私の、究極の冷え対策運動は...

 $幸せなマタニティー&バースをお手伝い-women's pool

海水での水泳です! 朝早くから泳いでいますよ~。


シドニーは今、秋です。

もうすぐ冬になりますが、冬でも泳げるように、今から頻繁に泳いでいます。


泳いだ後は、全身が本当にポカポカします。肌は冷たいのに、体内は熱い! 
そして、体内の熱が徐々に肌までに行き届きます。

海水はマグネシウムもたっぷり入っているので、筋肉の隅々まで温まります。


自然の恵みに感謝ですね。


お風呂にマグネシウム(Epsom saltとか)を入れるのもGoodですよ~!