いささか旧聞に属しますが
先々月のNHK FM の番組
『クラシックの庭』では
5月18日(月)から21日(木)にかけて
4回にわたり「ショパンを聴く」と題し
ショパンの曲が流れておりました。
たまたま聴くことができた第3回は
ちょうど室内楽や変奏曲
歌曲を中心としたプログラムで
《ポーランドの歌》から
「乙女の願い」「春」「悲しみの川」
「花婿」「メロディー」が
かかったんですけど
前3曲がソプラノの歌唱
後2曲がテノールの歌唱でした。
『クラシックの庭』の
公式サイトで確認してみたら
ソプラノの方は
CDのレーベルと規格番号が
〈トライエム DICA-26001〉
だったので、これは以前
当ブログでもご紹介した盤だと
(上の写真だと、左がトライエム盤)
テノールの方は
レーベルと規格番号が
〈日本コロムビア CO-4053〉
と知らないものだったので
慌てて調べることとなり。
その結果
テノールのアンジェイ・バフレダと
ピアノ伴奏ワンダ・クリモヴィチの盤は
《パデレフスキ原典版
ショパン全集》の
ディスク18だと分かりました。
なんと、全集ものの
(BOXものの)1枚だった
というわけで
配信限定でなら
今も聴けるようですが
ディスクそのものを
しかも歌曲集だけに限って
入手しようとするのは
ほぼ不可能に近いことを知り
なんだかなあ
と思っていた折のこと。
これは先月
6月5日のことになります。
通販だとすぐ売り切れる
と見越した個人出版本を買うため
東京古書会館に行った帰りに
ディスクユニオンの
お茶の水クラシック館に寄った際
店内で聴き覚えのある歌曲が
流れているのを耳にとめました。
店員に聞いて確認したところ
こちらのレコードだと分かりましたが
(波蘭 Polskie Nagrania Muza:
XL 0073、1960)
これがまさに
パデレフスキ原典版ショパン全集で
ディスク18として
収録されているものなのでした。
ジャケ写があることから
すでにご想像の通り
レコードプレーヤーは
相変わらず壊れたままで
買い直していないけど……
と考えて、迷った末に
買ってしまった次第です。(^^;ゞ
まあ、リーズナブルな
お値段でしたし。
(と、いいわけw)
死後まとめられて
作品74と名付けられた17曲に
そこから漏れていた
「ドゥムカ」と「魔力」が
収められています。
演奏は、上にも書いた通り
テノールのバフレダ
ピアノのクリモヴィチで
その他にソプラノの
ステファニア・ヴォイトヴィチが
加わっています。
ところが
ジャケットのどこを見回しても
リリース年や録音年が
記されていません。
音楽データベースおよび
オンラインマーケットプレイスの
Discogs のノートに
Nagranie [=Recorded at]: Warszawa, Filharmonia Narodowa 1960
とありましたので
録音は1960年だと
当たりがつきましたが
Discogs にも
リリース年は載っておらず
1960年ごろかと思うばかり。
これ以上
詰めるのは無理かなあ
と思ってたんですが
演奏者で検索してみたところ
上記パデレフスキ原典版全集は
ショパン生誕150年を記念して
編まれたもののようで
およそ10年の歳月を費やし
完結させたものだと分かりました。
例えば以下のサイトの
解説を参照ください。
1960年録音なら
アニバーサリーに合わせ
その年のうちに
リリースされたものと考えて
間違いなさそうです。
Discogs のデータで
1995年に歌曲集が
単品でCD化されたことも
分かりましたけど
これを入手するのは難しそう。
見つかるとすれば
コロムビアから出ている
BOXの方が先でしょうね。
ちなみにBOXは
ショパン生誕200年の2010年に
《ショパン全集
ワルシャワ・ショパン協会編纂
〜ポーランドの演奏家による》
(日本コロムビア COCQ-84767〜84)
と題して再リリースされた模様。
なお
今回のLPのジャケに
ショパンの署名が
拡大版で載っており
《幻想即興曲》の自筆譜にある
デスト男爵夫人宛の署名を
写真版で確認する際に役立った
ということは
付け加えておきます。
手前味噌になるかも
知れませんが
なんでも買っておいて
無駄にはならないものだ
と改めて思った次第。
以上
いつか単品CDか
BOXが見つかった時の
備忘ために
書いとくことにしました。
ショパンの歌曲や
レコードに関心のない方には
あだしごとばかりで
恐縮です。
ボックスを見つけて
買う気満々なら
まずはレコード・プレーヤーを
買えっていう話ですよね。
分かってはいるんですが……(遠い目)


