先週の水曜日
四谷のオフィスで
採点を終えた帰り
すぐそばの工事現場の
(というかまだ空き地の)柵に
咲いているのを見かけた
こちらの花。
(2025年9月3日撮影)
アップで撮ってみるとこの通り
しぼんでいるようにも見えますが
検索してみてもウリ科だか
ウリ属だくらいしか分からず
何だろうなと思ってたところ。
昨日の月曜日
今度は行く時に
ちゃんと見ていこう
と思って確認してみたら
同じ花は見当たりませんでしたけど
(というか暑くて
立ち止まってゆっくりと
探す気になれないw)
同じ蔓に咲いている別の花が
こんな感じになってました。
(2025年9月8日撮影)
街灯がオレンジ色だったので
オレンジ色か肌色の花のようにも
見えなくもありませんでしたが
陽の光の中で見れば
はっきりと白い花だと分かります。
というわけで
おそらくこれは
烏瓜ではないか
と見当がついた次第です。
烏瓜の花といえば
レース編みのような花弁が
印象的だったこともあり
迷わされましたけど
先週の水曜日の場合
まだ開ききっていなかった
ということかもしれず。
昼の光の中では
しぼんでいる花弁の後の
子房(正確には下位子房)が
膨らんでいる感じなので
烏瓜で間違いないかと。
ちなみに
こんなふうに下位子房が
ふくらんでいるのは
雌花のようです。
これが烏瓜であれば
受粉して花弁が落ちた後
下位子房がふくらんで
オレンジに色付くはずですが
さて、それまで工事が始まらず
除去されずに済みますやら。
それにしても
烏瓜の場合
雀蛾[スズメガ]のように
長い口吻を持つ昆虫でないと
受粉できないはず。
千代田区四谷という
いわば大都会に
そんな昆虫が
いるんでしょうか。
今は空き地の
マンション予定地の柵に
蔓を伸ばしているのも不思議なら
受粉しているように見えるのも
不思議としかいいようがなく。
それに
皿屋敷の舞台は
確かこのあたり。
怪談というほどでは
ありませんけど
都会の神秘ですね。