前回のタイムには
悩まされましたが
写真検索は意外と役立つと思い
先日、撮っておいて
なかなか分からなかった
花の写真で試してみたら
一発で分かったので
感動したというお話です。
普段使いの方の
ディスカウント・スーパー
OKに向かう途中で見かける花壇に
見た記憶のない
白い花が咲いているのが
目にとまりました。
(2025年6月16日撮影。以下同じ)
帰宅してから
ハナノナで調べてみると
ニガナ(36%)
ヒナユリ、カマシア、カマス(13%)
ハタケニラ(12%)
と出るばかりで
最初のふたつは
もう、花の色からして
明らかに違います。
ハタケニラの花は白ですけど
見た目は明らかに違う。
というわけで
「おさんぽ花ずかん」を見てみたら
ガウラという花に似てたんですが
ガウラの花弁が4枚なのに対し
自分が見かけたものは6枚。
あるいは
斑入りの葉っぱの方を
調べた方がいいかと思い
『育てたい花がたくさん見つかる
図鑑1000』(主婦の友社、2022)で
リボングラスだと当たりをつけて
そちらの花を調べてみると
ぜんぜん違う。
手元にある図鑑類を
引っ張り出してきても埒が明かず
調べあぐねていたところ
前回のタイムで試してみた
写真検索という手があるか
と思い至り、やってみたら
一発で分かったという次第です。
ブログのタイトルでお気づきの通り
今回の花は、というか
花をつけている植物は
折鶴蘭[オリヅルラン]で
名前に「蘭」と入ってますが
ラン科ではなく
藪蘭[やぶらん]と同じ
キジカクシ科だそうです。
Wikipedia によれば
ランナーの先端についている子株が
羽を広げた折り鶴のように見える
というのが和名の由来だとか。
ランナーとは
親株から伸びる茎のことで
その先端の子株といわれたら
先端ではなく途中に咲いている花が
それに当てはまらないじゃないか
と思ったんですけどね。
子株というのが
ランナー先端の葉っぱだとするなら
それを折り鶴に見立てるというのは
違和感を覚えなくもなく。
まあ確かに花の方は
折り鶴には見えませんけど
白いですから
鶴を連想しやすい
と思ったんですよね。
Wikipedia の脚注の
参照元はこちらですが
(当ブログのランナーの説明もこちらから引用)
ランナーの先につく子株が、折り鶴に見えることに由来しています。弧を描くように伸びたランナーに、折り鶴が羽を広げているように見えます。
と書かれていて
やっぱり子株というのは
葉を指すようですけれども。
上の写真の子株なんかは
いわれてみれば
折り鶴に見えなくもないものの。
英名は Spider plant で
やはり Wikipedia によれば
密生した走出枝(ランナー)が
蜘蛛の巣を髣髴させるから
なのだとか。
ただし「AIによる概要」だと
「ランナーが放射状に伸びる様子から」
と説明されますし
上に貼った Platina の記事に
「ランナーが伸びると蜘蛛のように見えることから」
と書かれていますので
蜘蛛の巣というより
蜘蛛の脚を彷彿させる
と考えた方が妥当なんじゃないの
と思われたことでした。
少なくとも個人的には
蜘蛛の脚といわれた方が
腑に落ちます。
学名は Chlorophytum comosum で
「AIによる概要」によれば
属名の Chlorophytum は
ギリシャ語の chloros(黄緑色)と
phyton(植物)を
組み合わせたものだとか。
種小名の comosum は
ラテン語で
「長い束毛のある」
「髪のようにふさふさした」
という意味の言葉に
由来するそうです。
Wikipedia では種小名の後に
(Thunb.) Jacques
と付いています。
Thunb. は原命名者の名前で
カール・ツンベルク
Carl Peter Thunberg だと
分かりましたけど
Jacques は
註のリンク先が切れていて不詳。
今回のは
葉っぱの外側(両サイド)に
斑[ふ]が入っていますので
外斑折鶴蘭[ソトフオリヅルラン]
ということになりますね。
学名だと
種小名の後に
‘Variegatum’ という
栽培品種名が入りますが
これは「斑入り」
という意味だとか。
葉っぱの中央線に沿って斑が入る
中斑折鶴蘭
[ナカフオリヅルラン]の場合
栽培品種名は
‘Picturatum’ で
これは「絵のような」
「絵のように美しい」
という意味だそうです。
外斑折鶴蘭に
「斑入り」という栽培品種名を
使われたから
「絵のような」にしたのか。
逆に、中斑折鶴蘭に
「絵のような」を使われたから
外斑の方が見たまんま
「斑入り」と名づけられたのか。
いずれとも分かりかねます。( ̄▽ ̄)
最後になりましたが
開花期は3〜9月ごろだそうです。
葉っぱを楽しむものなので
Wikipedia には書かれていませんが
Platina の記事には書かれてました。
手元にある図鑑類には
折鶴蘭の項目はなく
やっぱり葉ものに特化した図鑑を
買っとくべきかなあ
と思わされた次第です。
それにしても
写真検索で
こんなに簡単に分かるなら
もはやハナノナは必要ないな
とか思っちゃいました。(^^ゞ
もっとも
前回のタイムのように
悩まされることが
なくなったわけではないので
写真検索は
参照の際のツールのひとつ
というふうに考えれば
いいのかもしれません。
写真検索がメインでハナノナがサブ
ということになりますけど
習慣づいちゃったから
まずはハナノナで
調べちゃいそうですけどね。( ̄▽ ̄)