昨日、秋葉原に行った際
レコファンに行く途中の
ビルの植え込みに咲いているのが
目にとまりました。
四谷に会議に行った時にも
歩道の植え込みに咲いているのを
見かけていましたし
以前、立川でも見かけています。
立川で見かけた時
一度ハナノナで調べているので
何となく覚えていましたが
念のため今回も改めて
ハナノナで調べてみると
「ヤブラン」と出ました。
これは記憶にある通りです。
上にも書いた通り
割とよく見かける花ですけど
自然の中で咲いているものは
見たことがありません。
ヤブランの項目があり
その説明によれば
庭の寄せ植えや
日陰のグランドカバーとして
使われるとのことですから
ちょっとしたスペースに植えられているのも
むべなるかなと腑に落ちました。
ところで
植木ぺディアに載っている
花の写真は
濃い紫のような気がします。
それでも
薄い紫色という位置づけのようで
それに比べると秋葉原で見かけたものは
白に近いくらいの薄い紫で
茎の色も白に近い。
だからといって
品種のひとつである
白花藪蘭とも思えず
スマホのカメラの具合や
光の当たり方の具合に
よるのかもしれないと
とりあえずは思っていますけど。
ちなみに花の形は
ちっとも蘭に似てないのに
どうして藪蘭なんだろう
と思ってたんですけど
植木ぺディアによれば
藪に咲き、蘭のような葉をもつことが
名前の由来だそうですから
似てないのも当然なのでした。
そういう名づけられ方をした花は
よくありますけど
どうして目立つ花の見た目でなく
葉っぱの見た目の方で
名づけるられんでしょうねえ。
和名の別名は山菅[ヤマスゲ]
(ただし『万葉集』に歌われている
「山菅」というのは
別の花だそうですけど)
英名はサマームスカリないし
リリオペというそうです。
サマームスカリというのは
ムスカリの花に
似ているからでしょうか。
リリオペ Liriope というのは
学名に使われているからで
季節の花 300によると
ギリシャ神話に出てくる
女神の名前に由来するそうです。
いろいろ検索してみたところ
ナルキッソスの母の名だそうで
(「花言葉-由来」参照)
泉の妖精だという説明
(「WAKUWAKU」参照)も
ありました。
Wikipedia には英名として
big blue lily-turf というのも
載ってますけど
turf は芝生という意味で
これも葉っぱの印象から
付けられた感じ。
花の形に由来しない名づけは
洋の東西を問わないのが
面白いですね。