自分がシューマンの

《子供の情景》を

初めて聴いたのは

小学6年生の頃ではないか

と思います。

 

ただ、それが

音楽鑑賞の時間で、だったか

友達から借りたドーナツ盤で

だったかは

よく覚えていません。

 

それから幾星霜。

 

自分でもクラシックのCDを

買うようになりましたが

そのきっかけは

グスタフ・レオンハルトの

チェンバロ演奏だったこともあって

当初は古楽の演奏盤ばかり

買ってました。

 

そのおり

何気に店頭で見かけて

買ってみたのが、こちらです。

 

伊藤栄麻の《子供の情景》

(マーキュリー M2、1996)

 

録音は1995年11月で

演奏は伊藤栄麻[いとう えま]。

 

マーキュリーというのは

日本での発売元になります。

 

原盤自体は 

日本在住のアメリカ人が

1988年に立ち上げた

M•A Recordings という

レーベルが権利を持っていて

その傍系レーベル

Series Momentum の1枚

という扱いのようです。

 

 

その昔、タワーレコードの店頭で

買ったのだと記憶しておりますけど

タワーレコード・オンラインに

ディスク自体がアップされておらず

(ですからリリース月日までは

 分かりませんでした)

Amazon ではインポート扱いの上

「再入荷見込みが立っていないため、

現在注文を承っておりません」と出ます。

 

今まであまり意識してませんでしたが

意外と珍しい盤なのかしらん。

 

上にリンクを貼った

M•A Recordings の公式サイトに

購入方法が書かれていますが

クレジットカードがないと

購入できないようです。

 

わあ、むかし買っといてよかった(笑)

 

 

それにしてもなぜ

本盤を買おうと思ったのか。

 

ジャケット・デザインに惹かれた

というのもあるでしょうけど

タスキ(オビ)にある

「1903年製NYスタンウェイ使用」

という文句(惹句)が

古楽にハマっていたこともあり

ピピッと来たのかもしれません。

 

 

本盤は

オール・シューマン・プログラムで

《子供の情景》の他に

《ダヴィッド同盟舞曲集》作品6と

《子供のためのアルバム》作品68から

第15曲〈春の歌〉のみが

収録されています。

 

シューマンが

特に好きというわけでもなく

演奏を聴き比べて楽しむ

ということも

バロック音楽以外だと

考えもつきませんでしたから

ウチにあるシューマンのCDは

これ1枚きりだったりします。

 

前回ご紹介の

ホルショフスキ盤

2枚目になったわけですけど

ホルショフスキの演奏を聴いて

《子供の情景》だけでも

聴き比べるべきか

と思いつつ

懐の関係もありますしね。

 

さて、どうなりますやら。

 

 

伊藤栄麻の本盤を買った当時は

数回聴いただけで

ほったらかしでしたし

《ダヴィッド同盟舞曲集》も

いいのかどうか

よく分からないままでした。

 

古楽の方でも

趣味が変わったというか

器楽曲にこだわることなく

声楽曲にも親しむようになり

趣味が広がった気が

しなくもないので

これを機会に聴き直すと

何か発見があるかもしれない

という気もしています。

 

ないかもしれませんけど。( ̄▽ ̄)

 

 

ところで

買った当時

邦盤ライナーを読み

伊藤栄麻が

ゴルトベルク変奏曲も

出していることを知り

そちらも買って聴いてみるか

という気になったものでした。

 

ピアノによるゴルトベルクの

数少ない手持ち盤である

そちらについては

また機会がありましたら。