昨日は横浜で

塾の会議だったんですけど

バスを降りて

乗り換え駅に向かう途中

バス停前のマンションの

花壇のようなところに

白い花が咲いているのが

目にとまりました。

 

定家葛か唐定家葛

(2025年5月27日撮影。以下同じ)

 

ハナノナで調べてみると

「ソケイ

 別名:ジャスミン」と出て

ああそうか

と納得てしてたんですけど

 

定家葛か唐定家葛(ハナノナ)

 

帰ってから検索し直してみると

いわゆる素馨[そけい]とは

花の雰囲気は似ているものの

花の形状が異なります。

 

それでも

ジャスミンに似てはいるので

類似の花をいろいろ調べて

スタージャスミンだと

あたりをつけたものの……

 

定家葛か唐定家葛(アップ1)

 

スタージャスミンの和名は

唐定家葛[とうていかかずら]ないし

唐夾竹桃[とうきょうちくとう]で

前者は定家葛に似ていることから

後者は夾竹桃に似ていることから

そしていずれも外来であるために

「唐」と付けられたものと思われます。

 

夾竹桃の花とは

本当によく似ています。

 

 

ただし葉っぱの形が違うので

明らかに違うとわかるんですけど

定家葛とは花の形だけでなく

葉っぱの形までそっくり。

 

庭木図鑑 植木ぺディアの

定家葛の解説によれば

他のつる性植物と同様にフェンスや棚に絡ませて楽しむのが基本だが、あえて地面を這わせ、グランドカバーとして使うこともある

と書かれており

だったら今回のもそうかなあ

とか思えてきたりするのでした。

 

庭木図鑑 植木ぺディアの

定家葛のページには

グランドカバーとして使用された

写真もアップされていて

区別がつきませんね。

 

定家葛か唐定家葛(アップ3)

 

思い余って

Google で検索窓に

「定家葛 唐定家葛 違い」

と入れて検索してみたところ

「AIによる概要」によれば

咲き進むうちに花色が

クリーム色に変わるのが定家葛で

色が変化しないのが唐定家葛

というのが最も目立つ特徴のようでした。

 

定家葛は葉っぱがやや小さく

比較的ゆっくりと成長し

花の香りが甘く、やや強め。

 

唐定家葛は葉っぱがやや大きく

成長が非常に早くて

香りが爽やか

ということですが

これらは両者を並べないことには

区別の根拠としては弱い

と思わざるを得ない。

 

 

素人的には

花軸か子房のあたりが

赤く色づいているのが定家葛で

白か緑なのが唐定家葛

と思いたくもなります。

 

こちらの記事に

 

 

花軸か子房のあたりを

アップで撮った写真が載ってて

こちらの記事の写真と比べると

 

 

花柄か子房のあたりの色が

違うことに目がいくものですから。

 

今回見かけたものは

花柄か子房のあたりが

赤いのが明らかですし。

 

定家葛か唐定家葛(アップ2)

 

ただ

庭木図鑑 植木ぺディア

アップされている写真や

山田隆彦監修の『樹木図鑑』

(池田書店、2021)だと

花柄や子房のあたりは赤くないので

迷うんですよね。

 

 

結局、花色の変化が

いちばん大きなポイントですけど

いつごろ黄変するのかまでは

調べがつかず。

 

それはつまり

継続して観察しないと

分からないというわけで。

 

結局、宿題になってしまった……Orz