前回ご案内

ニンファス・ド・リス合唱団と

アルス・ルシタナエ管弦楽団の演奏は

器楽編成もかなり変えているようなので

古楽器を使用した

オーセンティックに近い演奏を

以下にあげておきます。

 

 

2012年に

フランスはリヨン市にある

三位一体教会で行われた

リヨン・バロック音楽祭での演奏です。

 

器楽演奏は

ジャン・テュベリー指揮

アンサンブル・ラ・フェニーチェで

第5曲目ではテュベリー自身が

リコーダーを吹いて

演奏に加わっています。

 

声楽奏者の詳しい名前は分かりませんが

ラ・フェニーチェ合唱団のメンバー

ということなんでしょうか。

 

 

トランペットは

指孔が空いている

バロック・トランペットですね。

 

通奏低音に

リュートが加わっているのは

最近の傾向だと思われ

パーセルの時代もそうだったかどうか

やや疑問に思わなくもありません。

 

 

すごいのは

合唱が1パート1〜2人で

歌われていること。

 

これまたパーセルの時代には

少なくとも本曲演奏の場合

あり得ないことではないか

と素人考えでは思います。

 

先に

「オーセンティックに近い」

と書いたのは

そのためでもあります。

 

 

演奏自体は

ヴォーカルが声量に乏しい

という印象を受けるのが

やや残念です。

 

ただ

パーセルの今回の曲の

編成や構成を知る分には

問題ないでしょう。

 

 

パーセルの本曲の動画で

古楽器演奏による

正統的なものを見つけるのは

なかなか難儀でした。

 

今年は

パーセル歿後370年でもありますし

生誕の地であるイギリスから

そういう動画がアップされたり

しないもんですかね。