昨日は
買い物のために
お金を下ろしに行ったんですけど
その際に通りすがりの
事務所の前に置いてあったのが
ブーゲンビレアの鉢でした。
昨日の記事で
調べていた花と書いたのは
ブーゲンビレアのことでした。
花の名前は
鉢に名札が刺してあったので
すぐに分かりましたけど
自分はブーゲンビリアと
記憶していました。
なぜブーゲンビレアともいうのか
気になって調べてみたところ……
花名は学名の
Bougainvillea を
そのまま
カタカナ表記したものです。
学名というのは
ラテン語ですけど
ラテン語は基本的に
ローマ字発音で
それに従えば villea が
ビレアになります。
ただしラテン語には
以下のページによれば
リフォームド・アカデミック式と
トラディショナル・イングリッシュ式の
二つの発音があるそうです。
リフォームド・アカデミック式であれば
e は「エ」と発音し
トラディショナル・イングリッシュ式なら
「イー」となるようでして
したがってブーゲンビリアという場合も
ありうるわけですね。
ちなみに学名はフランス人の
ルイ・アントワーヌ・ド・ブーガンヴィル
Louis Antoine de Bougainville
に由来します。
Wikipedia が見出語にしている
ブーガンヴィルは英語読みに近く
フランス語の ou は「ウ」
ai は「エ」と発音するので
ブゲンヴィルないしブーゲンヴィルが
正しいはずですけれど
これは慣用に従ったものでしょうか。
まあ外国人名などを
正確にカタカナ表記するのは
不可能といえば不可能なので
いいんですけど。
閑話休題。
というわけで
ブーゲンビレアないし
ブーゲンビリアは英名です。
となると
より正確な発音は
ブーガンヴィリアかも。( ̄▽ ̄)
和名は筏葛[いかだかずら]で
花言葉 net. の記事によれば
これは花弁に見える苞[ほう]を筏に
雌蕊に見える花を人に見立てて
名付けられたのだとか。
葛は
蔓性の植物であることを
意味します。
上にも書いた通り
花弁に見えるのは苞[ほう]
ないし包葉[ほうよう]で
これは葉っぱの変化したものです。
いわれてみれば
葉脈のようなものが
目立ってますね。
実際の花は
中央の白い部分ですけど
大地佳子『色と形で見わけ
(ナツメ社、2018)によれば
白いのは萼(果実になった時の
蔕[へた]に当たるもの)で
花弁はないのだとか。
花期は6月から10月。
だとすれば
萎んでいるように見える
中央の花は
蕾とみるべきですかね。
蔓も伸びきっていないようだし
これから通りがかるたびに
楽しめるのかも。