本日午後

昨夜、採点を終えた答案を

宅配便の集荷に出してきました。

 

通りかかった植え込みに

白花が咲いているのが目にとまり

 

橘擬の花(全景)

 

ハナノナで調べたてみたところ

「トキワサンザシ属

 別名:ピラカンサ」

と出ましたが

 

橘擬の花(ハナノナ)

 

ちょっと大雑把すぎ(苦笑)

 

部屋に帰ってから

ネットで調べ直したところ

「葉と枝による樹木検索図鑑」の

擬似種の見分け方 他:タチバナモドキ - カザンデマリ

というページがヒットしたので

確認して、同定できました。

 

決め手となったのは

線状長楕円形の葉が長細く

葉っぱに鋸歯がない

(全縁[ぜんえん])

であるのに加え

花序と萼には毛が密生する

という3点です。

 

たまたま撮っていた蕾に

毛が密生していて

これで決め手になる

と思った次第。

 

橘擬の花(蕾)

 

東京花景色

というサイトによれば

橘擬は中国南西部原産で

細葉常盤山査子

[ホソバトキワサンザシ]

という別名もあるようです。

 

学名は

Pyracantha angustifolia で

季節の花300」によれば

属名はギリシャ語の

炎 pyro と棘 acantha が

語源だそうです。

 

種小名は

「幅の狭い葉を持つ」

という意味だとか。

 

英名は

属名に由来する

ピラカンサないし

ピラカンサスの他に

ファイヤー・ソーン Fire thorn

というのがあるようで

直訳すると「炎の棘」

という意味です。

 

「火の棘」でもいいんですけど

「炎の棘」の方が

なんとなくカッコイイかと。(^^ゞ

 

中国名を

「火棘[かきょく]」

というそうなので

英名はこれに由来するのか

あるいは洋の東西を問わず

同じイメージで捉えられた

ということなのかも。

 

橘擬の花

 

以前、橘擬の

実の方を取り上げた際

「春には忘れずに

 (花を)確認できれば」

と書いたことがありますが

それは2022年のこと。

 

2年後にようやく

しかも別の場所に

植えられている木で

確認できました〜。(^ ^)v