本日は雨模様なので
同人誌の校正用のゲラを
データに置換するために
コンビニにも行けず
買い物にも行けませんでした
というか行けなかったというか。
晴れていれば
コンビニ帰りに寄っただろう
普段使いの方の
ディスカウント・スーパー
OKの隣の隣あたりに
最近、何やら寮のような建物が
建ちまして。
食堂が歩道に面して
設けられているからでしょう
当然ながら食堂の日よけは
いつも下されている状態。
その食堂の窓と歩道との間に
それが目隠しがわりになると
設計した時に思ったものか
木が植えられていますけど
細い幹の木が
まばらに植えられている感じで
目隠しの用を微妙に果たしておらず
いつも日よけが下されている訳です。
先月の20日
そのまばらに植えられている
木のひとつが
花をつけてました。
(2024年4月20日撮影。以下同じ)
これは灰の木の花です。
自信をもっていえるのは
下の写真のように
樹名板が
幹にかけられていたから。( ̄▽ ̄)
Symplocos myrtacea
ハ イ ノ キ
イノコシバ
日本
ハイノキ科
と書かれています。
漢字表記は
拠りました。
燃やした灰が
染料を繊維に定着させる
「媒染剤」に使われたことから
そう名付けられたのだとか。
別名のイノコシバは
「猪子柴」と表記し
Wikipedia によれば
狩で捕獲した猪を縛るのに
この木の枝を用いたから
という理由だそうです。
学名のうち
属名の Symplocos はハイノキ属
種小名の myrtacea は
フトモモ科の Myrtus の姿の
という意味らしい。
「季節の花300」によれば
属名の方は
「結合した」ことを意味する
ギリシャ語に由来するそうで
雄蕊の基部が癒合していることが
命名の由来だそうです。
種小名の由来は
説明に拠りましたが
Myrtus は一般的に
銀梅花を指すようです。
銀梅花は以前
当ブログで取り上げました。
なるほど、花の形状が
よく似ていますね。
フトモモ科の
「フトモモ」の漢字は
太腿ではなく(笑)
中国名の蒲桃に由来すると
書いてありましたけど
由来までは調べがつきませんでした。
英名は
Hainoki tree というのと
Sweetleaf というのが
あります。
前者には直訳すると
「灰の木の木」となりますが
和名がそのまま使われている
ということは
日本固有種ということに
なりましょうか。
樹木図鑑 植木ぺディアによれば
雌雄異株で
雌花が咲く木には
夏から秋にかけて
長楕円形の果実がなり
10〜11月に黒く熟すのだとか。
雌花と雄花を
どこで区別するのかが
書かれていないので
秋ごろにならないと
今回のが雌株かどうか
判断がつきませんね。
同じく
樹木図鑑 植木ぺディアによれば
花が咲く年と咲かない年との
差が激しいのだそうで
だとすれば今回
花を見られたのは
かなりラッキーだということに
なりましょうかね。